2018年3月21日 (水)

平昌パラリンピック閉幕

平和&スポーツあれこれ

    こんにちは!

お元気ですか!?

平昌パラリンピックが終わりました。

19日閉幕だったので、すぐにブログ化したかったのですが、時間の管理がうまくできず、遅れてしまいました。

 

ぼくは、

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.118

では、

平和学としてのスポーツ法入門民事法研究会 以下入門●p

と関連して

平和&スポーツあれこれ

今日は、

上にも書いたように

平昌パラリンピックの感想

です。

1.盛り上がったパラリンピック

 史上最多の

49カ国・地域から570人の選手が参加した、平昌冬季パラリンピックが閉幕しました。

1998年の長野に次いで、

アジアで2回目の冬季パラリンピックでした。

当初、盛り上がりを欠くといわれていた現地事情でしたが、

報道によると、

最終的には、前回のソチと比べ、

チケット販売数は、2万枚増の33万枚(目標の1.5倍)、観客数は65%増だったようです。

ただ、

地元韓国が獲得したメダルは、金1つ、銅2つで、もう少し韓国のメダル数が多ければ、もっと盛り上がったとの指摘もありました。

 38選手が参加した日本は、

メダル数で言うと10個(金3、銀4、銅3)で、

これは地元開催の長野大会の41個、

2010年のバンクーバー大会の11個に続き、3番目のメダル数でした。

その内、21歳の村岡桃佳(ももか)選手が5個も獲得し、特筆すべきで、

もちろん各メダル獲得者には、心からおめでとうと言いますし、メダルの数や色にも意義はあると思いますが、

パラリンピアンには、オリンピアン以上に、パラリンピアンになったいきさつ、努力や苦労、くやしさや、つのるさまざまな思い、本人のみならず両親を初めとする関係者の支えなどなど、それぞれのドラマがあります。

 そして、それらを乗り越えての参加、出場がすばらしいことで、メダルの獲得それだけが尊いわけではないことを、改めて強調しておきたいと思います。

2.成田緑夢(ぐりむ)選手

 出場選手それぞれにドラマがあるのですが、

ここでは、成田緑夢選手にスポットを当てます。

彼は、1994年2月1日生まれの24歳です。

緑夢君は、父親の熱血指導で知られる「成田3きょうだい」の末っ子です。

兄は童夢(どうむ)君、姉はメロさんで、

兄・姉は、2006年のトリノオリンピックのスノーボード代表した。

弟の緑夢君も、1歳からボードに乗り、高校2年でフリースタイルスキー・ハーフパイプの世界ジュニアで優勝しています。

さらに、

運動神経が抜群であったこともあり、スキーの空中技の練習のために始めたトランポリンでも高校日本一になり、

2012年のロンドン五輪代表候補として最終選考まで残ったのです。

ところが、2013年4月、

自宅でトランポリンの練習中にバランスを崩し、左足に重傷を負いました(おもりを付けての練習だったと記憶しています)。

前十字、後十字靱帯断裂、半月板損傷、静脈破裂で、

担当医からは左足切断の可能性も示唆されたとのことです。

6ヶ月の入院生活で4度の手術、

結果、腓骨神経まひで左膝から下の感覚を失いました。

 普通なら、

ここで挫折し絶望するところですが、彼は違いました。

お父さんは、退院から半年もたたないのに、「スキーに行くぞ」と緑夢君を誘い、その叱咤激励のもと、緑夢君は痛みに耐えながらスキー靴をはいたそうです。

痛みのある中、スポーツを再開するのに、恐怖は無かったかとの質問に、

緑夢君は、

「父が『やれ』って。ご存じのとおり、父は昔から行きすぎているので・・・。でも、父がいなかったら、自分ではもう一度やろうとは思えなかったから、今は感謝しています。」と答えています。

 くわしい話は、これから、彼を巡る書物なども出ると思いますが、

本当に彼を変えたのは

「ケガをしていても頑張っている緑夢君に勇気をもらった」と、

障がいのある人からメッセージもらったことにあるようです。

「自分がスポーツをすることで、誰かを励ますことができるかもしれない」と、

自分のことだけでなく、自分以外の人のこと、そしてスポーツをする意味を考えるようになったとのことです。

今回の平昌パラリンピック、スノーボードのバンクドスラロームでは、

各自3本ずつ滑るのですが、積極的な攻めの滑りで、3本とも最速という素晴らしい結果で、みごと、金メダルを獲得しました。

実はぼくもそう感じたのですが、一緒にテレビを観ていた友人が、「あのスピード、テクニック、どこに障がいがあるんだろう。」と驚いていました。

すごいアスリートですね。

優勝直後のインタビューで

「障がいがあってもスポーツができることを知って欲しい。過去にも沢山の人が、医者からもう歩けないとか、スポーツできないと言われていると思うんだけど、ぼくは金メダルを取れた。ちょっとした光になれたら、ぼくはそれが一番うれしいです」と話しています。

3.夢を持つこと

 ぼくは、かなり以前から、成田3きょうだいのことを注目していました。

なぜか?というと

それは、彼らの名前にあるのです。

「夢」という文字、意味が好きなんです。

そして、

童夢(どうむ)、緑夢(ぐりむ)という名前の「夢」ですが、

実は、3きょうだいより少し年上の、

ぼくの息子と娘の名前が、

大夢(だいむ)、夢(ゆめ)だからです。

夢を持つことは大切ですよね。 

 ぼく自身の夢は、

学生時代から現在に至るまで、

「世界の平和」なんです。

実現はなかなか難しいですが、

それでも夢を持ち続けたいと思っています。

それでは、

今日の一曲  

シーズンなので、卒業の歌をもう一曲

卒業写真

ユーミン、

荒井由実です。

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 入門●p)より

今日は引用するつもりだったのですが、これから15時30分からの、

「知っていますか? ケガのない野球指導」

というシンポジウムに参加するため、関西大学の大阪梅田キャンパスに行くので、時間が押してしまいました。

ごめんなさい。

次の機会にさせて下さい。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗(のぞ)いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

2017年 民事法研究会  2800円+税

を読んでください。

筆者としては、

まずコラムを読んでいただきたいです。

また、

スポーツ基本法のコンメンタール部分は飛ばしていただき、

最後に読んでいただくと良いと思います。

2018(平成30)年3月21日  

        (NO.118)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

 

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