ノーベル平和賞
平和&スポーツあれこれ
こんばんわ!
お元気ですか!?
10月になり初めての更新です。
時間の管理が出来ておらず、残念です。
ただ、
Facebookには2~3日に一度、書いていますので、そちらを見てください。
ブログでは、少し詳し目に書いています。
ぼくは、
スポーツの平和創造機能を語り続ける
スポーツ弁護士のぶさん です。
NO.151
では、
平和学としてのスポーツ法入門(民事法研究会 以下入門●p)
と関連して
平和&スポーツあれこれ
昨年10月7日にノーベル平和賞のことをブログで書いています。
いわゆる核廃絶運動「I CAN」グループが受賞したからです。
そして、
今年のノーベル平和賞は
1.デニ・ムクウェゲ産婦人科医師(63歳 コンゴ民主共和国)
2.ナディア・ムラド・バセ・タハさん(25歳 イラク)
の二人に決まりました。
この二人の功績は、
戦争・紛争下での性暴力根絶への行動です。
即ち、戦争は最大の人権侵害ですが、戦争・紛争の際、必ず性的暴力が蔓延します。
それは、軍隊での男性の性的欲求発散という生理的理由の他、戦争時の戦術として、性的暴力を位置づけることが多いからです。
つまり、強姦など性的な虐待・陵辱行為により、相手方に恐怖を植え付ける、場合によっては夫や子どもの前でそれを見せつける、そのような支配や服従させる操作の手法の一環として、レイプしたり性的奴隷として扱い、抵抗の意思を奪うのです。
レイプ・強姦が、地域社会を破壊する「兵器」として使われるのです。
これらの非道な行為に対し、二人は果敢に闘い、国際社会にアピールしたと評価されました。
1.ムクウェゲ医師(63歳)
ムクウェゲ医師は、内戦状態が続くコンゴで、武装勢力の戦闘員らによるレイプ被害を受けた女性らを救うため、「数万人」の女性らの心と体の症状を治療してきたとされます。
そして、同医師は、自国コンゴ政府をも批判しながら、そのことを国際社会に訴え続けてきました。
同医師は、2016年に来日したこともあり、
講演会で
「性暴力はコストの安い『戦争の武器』として使われている」と強調し、国際社会が現状を知って解決に協力をするように訴えました。
2.ムラドさん
(被害者 25歳)
ムラドさんは、イラク北部の出身で、2014年8月、いわゆるISが侵攻してきた際に拉致され、約3ヶ月間「性奴隷」として、繰り返し性的暴力を受けました。
何度かの脱出を試みた結果、脱出に成功し、その後、国連安全保障理事会などで、自身のことを「脱出に失敗して捕まると、殴られ服を脱がされ、私が失神するまで犯し続けた」と証言しました。
そして、話しにくい内容をあえて告白し、過激思想を背景にした憎悪の実態を伝え、誰もが共存できる平和な社会を訴えました。
3.戦争と性的被害
戦争にはさまざまな被害が発生しますが、性的暴力も大変悲惨で残酷な事態です。
1998年、国際刑事裁判所(ICC)の設立を定めたローマ規定に、
人道に対する罪、戦争犯罪に組織的性暴力が含まれるが含まれることが明文化されました。
また、2008年には、国連の安保理で「紛争下での性暴力防止に関する決議」が採択されました。
しかし、事件そのものの特殊性、つまり、被害者であるにも拘わらず社会から排除されることもあるなど被害・被害者に対する偏見や被害者としての自身への嫌悪感や罪悪感、また、性的問題を語ることがタブーとされる社会的背景などから、まだまだ実態が明らかになっていないことも多いのが事実です。
古くは、アジア太平洋戦争時の日本軍による朝鮮半島での慰安婦問題、旧ソ連兵による日本人女性レイプ事件など、戦争や紛争時でのこれらの性的被害の問題は、枚挙にいとまがありません。
そして、位相は異なりますが、大きな流れとしては、今年になって性的被害者が声を出し始めた「#MeToo運動」なども、ここに位置づけられ、
この運動が今回のノーベル平和賞受賞を後押ししたと考えられます。
4.平和賞の特殊性
ノーベル賞には「物理学」「化学」「生理学・医学」「文学」「平和」「経済学」の6分野があるとされますが、正確には、経済学は、ノーベルの遺言にはなく、死後70年後の1968年に設立されたものです。
ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したノーベルの莫大な遺産が原資になっています。
実は、ノーベルの兄が先に亡くなり、そのときに、ノーベルが死んだと勘違いしたフランスの新聞が「死の商人、死す」との見出しとともに報道しました。
自分の死亡記事を読むことになったノーベルは、死後、自分がどのように記憶されるのかを考え、人類のために最大の貢献をした人に分配されるべきとして、経済学以外の賞を遺言に残したとされます。
したがって、ノーベルは「平和賞」については、特別な思いがあったのではと思います。
だって、死んだ後、「死の商人」だったなどと言われるのは、やはりイヤですからね。
なお、他は全てスウェーデンが仕切るのですが、平和賞だけはノルウェーが仕切っています。
各賞金は、大体日本円で1億円強です。
受賞者としては、お金よりも、名誉でしょうが・・・。
それでは、
今日の一曲
じつは、昨日(10/5)、
大阪市石川県人会に「川中美幸さん」が来られ、この歌を歌われました。
川中さんには「金沢の雨」と言う曲もあり、
石川県の「観光大使」に任命されています。
そして今日聞いてもらうこの「能登はやさしや」は、今年の7月にリリースされた曲で、
久しぶりに紅白を狙いますとのことでした。
ぼくは司会者だったのですが、後で、マネージャーから「川中さんは大阪のおばちゃんなので、もっと介入してもらった方が良かった」と言われました。
能登はやさしや
川中美幸です。
平和学としてのスポーツ法入門
(民事法研究会 入門●p)より
今日は引用はありません。
今日も
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました
また、覗(のぞ)いてください。
詳しくは、
2020年までに、
平和を愛する人必読の
平和学としてのスポーツ法入門
2017年 民事法研究会 2800円+税
を読んでください。
筆者としては、
まずコラムを読んでいただきたいです。
また、
スポーツ基本法のコンメンタール部分は飛ばしていただき、
最後に読んでいただくと良いと思います。
2018(平成30)年10月6日
(NO.151)
スポーツ弁護士のぶさん こと
弁護士辻口信良
太陽法律事務所
住所 〒530-0047
大阪市北区西天満4-8-2
北ビル本館4階
TEL 06-6361-8888
FAX 06-6361-8889
e-mail
nob@taiyo-law.jp
→友人の辻井一基(つじいかずもと)君のブログで、
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