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2018年6月 5日 (火)

テレビで話したかったこと

 平和&スポーツあれこれ

   こんばんわ!

お元気ですか!?     

ぼくは、

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.134

これまで三回、違法タックル事件について書いてきました。

そのこともあり、5月30日、テレビ朝日の「ワイドスクランブル」と言う番組に呼んでいただきました。

十分話はできなかったのですが、そこで言いたかったことを述べておきます。

1.ひたすら日大バッシング

 この間、マスコミは、事柄をスポーツ問題から社会問題に広げています。

そして、えげつない週刊誌などでは

「日大の断末魔」などと、いかにも「売らんかな!」の表現で、

面白おかしく書く傾向になっています。

曰く

「監督による洗脳」

「黒幕コーチのフェラーリ」

「逃げ込んだ日大病院は一泊10万円」

「特待生予定の女子高校競泳選手の去就」

「面接は針のむしろ、どうなる日大生7万人の就活」

などなど。

2.悪いのは誰か

  ・・・乖離(かいり)

 もちろん、悪いのは直接暴行を行いケガをさせた選手です。

これはまず、きちんと押さえる必要があります。

彼自身、成人ですし、

「やれと言われても、止めなかればいけないことは分かっていたのですが、やってしまった」と正直に告白しています。

 一方、監督・コーチは、

「ルールを守るのは当然」のことで

「確かに『潰せ』とは言ったが、それは、強く当たれの意味であり、ケガをさせることは指示していない」と弁明しています。

監督・コーチの言うとおりだとすれば、

選手の暴力行為は、選手の勝手な思い込みに過ぎず、

それぞれの認識に「乖離」があったことになります。

しかし、連盟は、調査の結果として、

「選手に指示が行われているのは火を見るよりも明らかである」

と言った極めて厳しい言葉で事実認定を行い、

監督・コーチを除名にしました。

 ぼくは、この認定は、

今回多くの映像や録音が残っていること、

選手と監督・コーチのこれまでの関係と言動、

アメリカンフットボールのゲームの構造、

練習方法、試合形式、戦略・戦術などを熟知した人たちによる、

そして関係者からの事情や背景聴取も含めての結論なので、

正確な判断だと思います。

捜査機関よりも正確だといって良いでしょう。

3.踏みとどまれなかった

  弱さの元

 この事件の問題の本質は、

指示された選手が今回の傷害行為を止めることができなかった体質です。

この点については、

ぼくの

「平和学としてのスポーツ法入門」(民事法研究会)の16p以下を読んで欲しいのですが、

結論的なことだけ書いておきます。

 この事件の本質は、

勝利至上主義の弊害とともに、

自由闊達に話し合いのできない大学体育会の

非民主的な体質が如実に表れた事件であるということです。

 そして、

その根本に、

西洋列強による侵略の可能性もあり、

明治以降のわが国の教育制度が、

促成的に結果や結論的なことを覚え込ませ、

上命下服・上意下達

詰め込み教育が行われたことと関係します。

 それは、児童・生徒・学生の

自主性・自発性・自立性を育むことをおろそかにした、

その結果ではないかと考えています。

4.実際の処分

 ここまで社会的に大きくなった事件、

民事的には、選手(学生)同士では示談がすんだと報道されていますが、

刑事的に、このまま何もなしで終わらせることはできないでしょう。

選手が実行正犯であることは間違いありません。

 そして、監督・コーチは、単に選手に傷害への動機(やってやろう)を与えただけであれば、そそのかし、つまり

「教唆犯」です。

ただ、更に激励したり、念押ししたりしていることなどからすると、

実行正犯者は選手ですが、監督・コーチも

「共謀共同正犯」になる可能性もあると思います。

 そして、実際の処罰内容は、

刑法の規定で、教唆犯も正犯者と同じあるいはそれ以上の処罰も可能です。

 反省の度合いなどにもよりますが、

罰金刑だけで終わるのか、正式裁判になるのかも論点です。

5.ガンバれ!日大生!

 冒頭でも書いたとおり、この件は、事故ではなく事件です。

そして、マスコミやネットなどで、

雪崩を打ったように日大バッシングが続いています。

でも、同じアメフトで、もう10年以上前になるでしょうか、京大アメフト部ギャングスタ-の3人が、準強姦罪で懲役刑になった事件がありました。

 それと比べれば?、こんな比較自体どうかとは思いますが、

一般学生が気まずい思いをする必要がないのは元より、当該選手も、きちんと反省し、前を向いて進んで欲しいと思います。

そして、できればスポーツ、

アメリカンフットボールにも復帰して欲しい。

クラブもフェニックスの名前の通り、不死鳥のように蘇ってほしいものです。

ガンバれ!日大生!

 

それでは、

今日の一曲  

ともだちのうた

中村中 なかむらあたる

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会)より

今日は引用はありません。

次回、教育のところを引用します。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗(のぞ)いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

2017年 民事法研究会  2800円+税

を読んでください。

筆者としては、

まずコラムを読んでいただきたいです。

また、

スポーツ基本法のコンメンタール部分は飛ばしていただき、

最後に読んでいただくと良いと思います。

2018(平成30)年6月4日

と思ったら、丁度日付が5日に変わってしまいました。

おはようございます?!  

        (NO.134)

スポーツ弁護士のぶさん こと

弁護士辻口信良

太陽法律事務所

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