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2018年5月 6日 (日)

世界卓球選手権南北朝鮮合同チーム

 平和&スポーツあれこれ

  こんにちは!

お元気ですか?

ゴールデンウィーク、最終日。

楽しく過ごしましたか?

ぼくは、5月4日の金曜日一日だけ

のんびりさせてもらいました。

今、仕事場・太陽法律事務所にいます。

 

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.128

では、

平和学としてのスポーツ法入門民事法研究会 以下入門●p

と関連して

平和&スポーツあれこれ

日本のゴールデンウィークも今日(5/6)で終わり、明日から普通の曜日に戻るのですが、今日は遠くスウェーデンで行われていた卓球の話です。

1.世界卓球選手権

スウェーデンのハルムスタードで行われている、卓球の世界選手権団体女子で、韓国と北朝鮮の両代表が、女子準々決勝で対戦するべきだったのですが、対戦の試合直前に合同チーム「コリア」を結成し、試合を行わずに準決勝に進むという異例の事態になりました。

過去に、1991年日本の千葉で開催された大会で、「開幕前に」、合同チームを結成して出場したことがありましたが、今回は、開幕後、しかも直接対戦前の合同チーム「コリア」結成でした。

 皆さんは、これをどう考えますか?

2.南北朝鮮の平和への動き

 当然ですが、この動きは、今年に入って加速している(と思われる?)南北朝鮮の平和共存への動きと関連しています。

 つまり、正月の北の金正恩朝鮮労働党委員長の平昌オリンピック出場発言に始まり、先般行われた南の文在寅大統領との会談、

更に、今後予定されている米トランプ大統領との会談などを後押しするという意味合いがあるのでしょう。

日本卓球協会の星野一朗専務理事は、「卓球の国際平和との関わりは、これまで大きなものがあった。スポーツを通して世界平和を目指すことも大切」と理解を示しつつ「大変驚いた」と述べています(読売新聞)。

 確かに1970年頃、ピンポン外交と言われたように、卓球が国際政治の中で大きな役割を示したことがあり、

その時、日本の荻村伊智朗さんが大変活躍されたことを、ぼくも記憶しています。

3.イエローカード

 しかし今回、大会役員の思いや善意は分かりますが、大会が開催されて以後の合同チーム結成の決定は間違いでした。

というのは、スポーツにおける公平さフェアさに反するからです。

(1)不公正さ アンフェア

 出場各選手は、これまでの練習を含め、試合の日程、形式,組み合わせなど、みなそれぞれの立場で戦略・戦術など予定を立て、その思いで競技し闘っています。

それは、今回対戦相手になった日本の選手もそうですし、何より、南・北それぞれの選手にとっては、今回の合同「コリア」で、そのため出場できなくなった選手が半分はいるのです。

出場できなくなった選手の立場はどうなるのでしょうか。

南北の選手が肩を組んでの笑顔や、日本との闘いのときに「コリア」チームとして一斉に応援していると言っても、その内心が複雑であることは言うまでもありません。

今回の決定には,

スポーツ、スポーツ選手に対するリスペクトがありません。

(2)スポーツと政治

スポーツと政治が大いに関連している事実は否定できませんし、ぼくは、スポーツが政治に働きかけることは大いにあって良いと考えています。

当然、星野専務理事が言われるように、平和のためにスポーツが役立つことがあるのは,ぼく自身いつも

「スポーツの平和創造機能」を強調しているので,認めます。

 ただ、その前提として、

スポーツにおける公正さフェアさが遵守されなければなりません。

平昌のオリンピックのときのように大会開催前であれば、南・北それぞれエントリーしていても、合同は認めて良いと思います。

もっとも、その場合も,南北それぞれの国を代表していた選手の半分は、はしごを外されることになるので、もろ手を挙げて賛成とは言えませんが,公正さは何とかクリアできるでしょう。

(3)考える機会

 今回、大会役員は、

合同チームという動きや構想もあるが、

きっぱり今回はダメ!と、言い切るべきでした。

そして、南・北が、準々決勝で堂々と競技して闘って欲しかったと思います。

その試合の中で、あるいは勝敗の結果を受け、それぞれの選手が、

「なぜ,私たちは、国内大会でではなく国際大会で闘わなければならないのか」を考え、

それにより、同じく、南の国民も,北の国民もそれぞれ、

同様に「アレッ?」と,考える機会

更に全世界の人たちにも、

早く一緒になれば良いのにというメッセージになったと思うのです。

(4)頑張った日本女子

 準決勝、日本は「コリア」に勝ちました。特に石川佳純選手,ホントよくガンバりましたね。試合後泣いていましたが、いい涙でした。

仮に,日本が「コリア」に負けていたら、日本選手から異議が出た可能性がありますし、一方で日本の,忌まわしい「ヘイトスピーカー」たちが、また動き出すところでした。

その意味で、大会役員の不手際を、日本女子選手が救ったことになります。

残念ながら決勝で中国に負けましたが、

役割としては完全に「金メダル」でした。

 本当は、合同チーム「コリア」を認めた大会役員の行動はレッドカードですが、

平和への善意があったという意味で、

ぼくは「イエローカード」とします。

甘いかなあ?

 

それでは、

今日の一曲  

新緑の季節

若葉

東京放送児童合唱団

です。

こんな緑いっぱいのところで一日中、

風に吹かれて何もせずに、のんびりしていたいですね。

明日から、また普通の日常!!

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 入門●p)より

今日は宮本恒靖選手の話の続きですが、

次回にします。

それにしても、

時間の管理ができないですね。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗(のぞ)いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

2017年 民事法研究会  2800円+税

を読んでください。

筆者としては、

まずコラムを読んでいただきたいです。

また、

スポーツ基本法のコンメンタール部分は飛ばしていただき、

最後に読んでいただくと良いと思います。

2018(平成30)年5月6日  

        (NO.128)

スポーツ弁護士のぶさん こと

弁護士辻口信良

太陽法律事務所

住所 〒530-0047

大阪市北区西天満4-8-2 

北ビル本館4階

TEL 06-6361-8888

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