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2017年12月

2017年12月31日 (日)

2017年のスポーツ10大ニュース

    こんにちは!

2017年も今日が最後です。

今年は、どんな年でしたか?

ぼくは、民事法研究会から

平和学としてのスポーツ法入門

を出版させてもらい、記念すべき年でした。

ありがとうございます。

さて、

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.97

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門●p)の解説です。

あまり法律には関係ないのですが、

今日は、1年の最後の日ということで、

印象に残った

主として日本の

2017年

スポーツ10大ニュース

手元のスポーツ新聞が見当たらないので、

ネットを参照しながら、

1.桐生祥秀日本人初の9秒台

一番は、なんと言っても、100㍍9秒98、やはりこれです。

伊藤浩司さんが1998年にバンコクアジア大会で10秒00をマークして以来19年ぶりの快挙。追い風1.8㍍と条件は最高。記録が生まれたのが日本学生対校選手権という学生同士の大会、福井市という地方都市だったのも、なんかいい感じでした。

ぼくは、実は、ずっと本命といわれていた彼(東洋大)が、誰かにサッと横取りされるんではと心配していたんです。おめでとう。

でも、彼自身思っているでしょうが、本当はこれからですよね。特に2020。

2.女子アスリートの引退

浅田真央(フィギュアアスケート 27歳)、

宮里藍(ゴルフ 32歳)、

伊達公子(47歳)

それぞれに、小さい頃から精進を重ね、私たちのスポーツでの「観る権利」、観て感激・感動する権利に奉仕していただき、ありがとうございました。

特に伊達さん、本当にお疲れさまでした。

それぞれに、これからの人生ガンバって下さい。

伊達さんは、結婚しましたが、他の二人はぜひ結婚をなどというと、最近は「セクハラだ」などと非難されるんですね(苦笑)。

3.稀勢の里19年ぶり日本出身横綱

稀勢の里(31歳)が、1月場所(通称初場所)で優勝し、1998年の三代目若乃花以来、これも19年ぶりに日本出身の横綱。

モンゴル勢全盛の中、割って入ってくれたのは良かったのですが、その後、本場所中の怪我の回復が思わしくなく、休場続きで、次の一月場所では進退がかかるという微妙な地位。

横綱には降格が無く、例え31歳でも、そのときは引退。シンドイ地位ですね。

4.村田諒太、

  日本人初の金メダリスト王者

ロンドンオリンピックでの金メダリストの村田諒太(31歳)が、WBA世界ミドル級王者のアッサン・エンダム(仏)を、7回終了時にTKOで勝利。

その前のエンダム戦が、ぼくもテレビで観ていたのだけれど???の敗戦。

でもそのときも、村田は潔かった(この点、大相撲の白鵬が土俵下から抗議し続けたのとは対照的)。

また、ぼくは、彼がどこかで話していた、闘う前、ホントはとても恐いんですと言っていた率直な気持ちに引かれます。

ぼくの言うスポーツ戦争の違いを体現してくれているので。

5.ハリルホジッチJAPAN

  ロシアW杯決定

ハリル(65歳)、日本の6大会連続出場の2018年6月のモスクワのWCで、どんな結果を出してくれるでしょうか。

これまで、日本代表の常連だった本田、岡崎、香川などが、代表に選ばれるかも含め興味深いですね。

他のチーム競技でもそうですが、サッカーでは監督が出場選手を決めることについて極めて大きな権限を持っているので、

そのあたりのフェアさも焦点ですね。

6.日馬富士暴行問題で引退

四横綱の一人というべきか、モンゴル勢の一人というべきか、横綱日馬富士(33歳)が引退。

理由は、10月25日、巡業先の鳥取市内のカラオケボックス内で平幕貴ノ岩(27歳 モンゴル出身)に暴行・傷害行為。

行為の内容、発覚までの経緯、発覚後の当事者(特に貴乃花親方)や相撲協会の不可解な行動や対応が気になりました。

日馬富士の刑事処分としては、略式起訴(罰金)とのこと。

今後さらに紛糾するのは明らかな感じですね。

この点については、別の機会に書きますね。

7.松山英樹、全米オープン2位

男子ゴルフの松山英樹(25歳)が、日本男子の悲願であるメジャー制覇にあと一歩まで迫る2位。8月の全米プロ選手権だったか、最終日の後半まで首位で、結局優勝できなかった試合、泣いていましたね。

でも世界ランキングも2位ですから、そう焦らなくても優勝は近いとも言えるんですが・・・。

このことで思い出すのは、テニスの錦織圭(28歳)です。四大大会の全米で準優勝。これからどんどん四大大会優勝でもおかしくないと思われたその後の大会、どうしても勝てないまま、現在に至っていますよね。

ホント、なかなかむずかしいです。

でもガンバって。

8.東京五輪へニッポン旋風 

2020年東京に向け、各競技で日本人選手が、良い成績を出していて頼もしいとのニュースがあります。

例えば女子体操床運動の村上茉愛 男子体操の白井健三、卓球の石川佳純・吉村真晴のペア、安倍一二三など柔道陣などなど。

もっとも、本番はまだ2年以上先ですから、ぬか喜びにならないように、また、今まだつぼみでもこれから頑張れる人もいるはずですよね。

頑張れニッポン。

とはいうものの、本当は、それほど日本のメダルにはこだわっていないんです、ぼくは。

9.大谷翔平選手、メジャー二刀流へ

ぼくは、このニュースがすごいと思いますね。

なにせ、これまでメジャーリーグで、同一人が10勝以上かつ10ホームラン以上は、あのベーブルースだけなんですから。

そうはいっても、メジャーが甘くないのは大谷翔平(23歳)も承知の上。

そんな中かで、どこまでやってくれるのか楽しみですし、そもそも、ほとんどのメジャー球団が関心を持ってくれるなんて、ビッグニュースですよね(入門151p参照 野茂英雄とメジャーリーグ)。

10.藤井聡太四段が29連勝

ぼくのスポーツの定義では、将棋も囲碁もスポーツなので、当然これもスポーツでの10大ニュースです(入門9p このブログNO.11回 2017年5月1日)。

それまでの最年少のプロ棋士(四段)だった加藤一二三との対局を皮切りに、29連勝。

ぼくなど、小さい頃、天才加藤一二三と聞いていたので、その天才加藤を破り(結局加藤さんは引退)、15歳で、すごすぎると思うのですが、彼自身、割と普通っぽいのがまた、すごいですね。

 それと、加藤さんが、世代の交代について、割り切って考えておられる雰囲気、そして、ひふみんなどとゆるキャラ的評価にもタンタンとされているのもすごいです(本当の気持ちは分かりませんが・・・)。

さらに言うと、

将棋の羽生善治永世7冠(47歳)、

囲碁の井山裕太7冠(28歳)もすごい。

世の中には、すごい人がいるんですね。

さて、

今日の一曲  

NHK紅白、しろ組男性のトリは、この曲だそうです。

いちど、このブログでも載せましたが、

努力・不安・悔しさなど、スポーツ選手の気持ちが良く現れていて、とても良い歌ですよね。

栄光の架け橋

ゆずです。

平昌(ピョンチャン)でも、参加するみんな、

もちろん日本人に限らず、

ベストでガンバって欲しいですね。

<おまけのひとことふたこと>

 12月31日

 1.大晦日とNHK紅白歌合戦

 大晦日といえば、

ぼくなどは、テレビが入った小学校(6年?)当時、ずっとコタツにあったたまりながら、ミカンの皮をむきながら、家族全員でNHK紅白、ただし、カラーではなく白黒のテレビを観ていたものです。

北陸能登の冬は寒かったです。

でも、わいわいとなごやかに、

今は死語になりつつある

一家団欒(だんらん)と言う言葉がピッタリでしたね。

当時は大家族制、

じいちゃん、ばあちゃん、とうちゃん、かあちゃん、妹と弟とぼく、

そして、都会に出かけている叔父・叔母なども帰ってきていました。

他にあまり娯楽もなく、

みな当たり前のように、ひとつのこたつ、ひとつのテレビの前に集まっていました。

 今は、

そもそも家族の人数が少なく、

テレビも選べる番組が多く、

しかも、

それぞれの部屋にテレビがあったりして、

個々バラバラになっている気がします。

個ではなく孤になっていないでしょうか・・・。

2.時事通信社が選ぶ

  2017年10大ニュース

<国内>

①平成天皇退位、2019年4月末に。

②衆院選で自民大勝、民進が分裂へ。

③森友・加計・日報、政権揺るがす。

④「ものづくり」信頼揺らぐ。

⑤アパートに9遺体、男を逮捕。

⑥桐生祥秀、ついに9秒台。

⑦「共謀罪」法成立。

⑧九州北部豪雨で死者・不明41人。

⑨将棋の藤井四段が29連勝。

⑩電通に有罪、働き方改革へ機運。

となっています。

<海外>

①北朝鮮、核・ミサイル開発加速。

②トランプ政権発足、混乱続く。

③中国、習近平「1強」確立。

④IS(イスラム国)拠点陥落で事実上崩壊。

⑤韓国朴大統領罷免、文在寅政権発足。

⑥欧州テロ、選挙で右派が伸張。

⑦マレーシア空港で、金正男暗殺。

⑧ミャンマーからロヒンギャ難民。

⑨NYダウ、2万4000ドル突破。

⑩国連、核禁止条約採択。

残念ながら、時事通信には、スポーツ関係のニュースは10位に入っていないですね。

日本が、平和な国際社会に向けて、主体的に世界政治に関われていないのが、とても残念。

 今日も、いや今年、

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

来年もまた、時々は覗(のぞ)いてください。

 

そして来年は、

 

良いことの多い1年でありますように。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年12月31日  

        (NO.97)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

 

住所 〒530-0047

大阪市北区西天満4-8-2 

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TEL 06-6361-8888

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2017年12月30日 (土)

教育基本法と慰安婦問題

     おはようございます!

12月29日から1月8日まで、

事務所は年末年始の休みなのですが、

お元気ですか!?

昨日も書きましたが、残念ながら、

ぼくは風邪を引いてしまいました。

皆さんも体調管理よろしく。

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.96

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門●p)の解説です。

憲法上の権利としての

スポーツ権

1.スポーツ権と

  「スポーツの体育化」

スポーツが憲法上の新しい人権であることは、本の中で説明し(入門35p)、

下位規範である教育関係法規においても根拠づけられている点については、

11月4日のNO.84以下などでも詳しく紹介しています。

その後、

ある学生から、教育とスポーツの関係について講義での説明がわかりにくかったとの疑問(批判)をもらったので、少し弁解しておきます。

じつは、この点が理解しにくいのは、

スポーツの歴史でも説明しているのですが、

「楽しい」「面白い」「ひまつぶし」「非日常的」といった

エンターテインメント性が強調される本来のスポーツが、

日本では

学校体育を中心に発展してきたことが、十分理解されていないからです。

つまり、楽しいこと、面白いことが、そのまま野に放たれるのではなく、教育という枠組みの中で育まれてきた経緯が十分理解されていないように思うのです。

これについては、その君に、入門の14p以下を読むように指示しました。
ぼくはこれを、

日本における「スポーツの体育化」

と説明しているのです。

この点は、日本における教育の特殊性や、教育とスポーツの関連性、また私たち日本人の個人としての自覚や主体性の確立の問題とも関連する大切な事柄なので、

改めて項目だけ整理して記載しておきます。

2.教育関係法規

教育関係法規としては、憲法26条・25条のその根拠を持つ

(1)教育基本法(1947年制定)、

(2)学校教育法(1947年制定)、

(3)社会教育法(1949年制定)

の三つの大切な法律があります。

3.教育基本法

上記三つの法律の内、特に教育基本法は、

いわば教育界の憲法とも言うべき大切な法律です。

ところが、

戦後レジームからの脱却を目指そうとして、第一次安倍晋三内閣の2006年に、

特に教育基本法が全面的に改正されました。

その際、その復古的かつドメスティック(内向き、国内向き、ややもすると排外的)な改正については、大きな政治的論争のがあったのですが、結局現在の改正になりました。

そして、この改正教育基本法は、ぼく自身としては反対でしたが、それでも改正後も法律の三カ所で「平和」文言が残されており、改正そのものが致命的に悪かったとは思っていない点、前記解説の時に説明しました(入門46p~ 本ブログのNO.84)

ぼくが言うまでもなく、教育にとって、平和は極めて大切な理念です。

そして、それをスポーツにもつなげて考えようとする点に、

平和学としてのスポーツ法入門の特徴があると考えています。

4.社会教育法と

  スポーツ基本法

 ここでは、もう一つの視点、

つまり、社会教育法の一つとして、1961年にスポーツ振興法ができたことを指摘しておきます。

この、はじめてスポーツを冠にした法律は、前回の東京オリンピック(1964年)準備のための法律だったと言って良いでしょう。

そして、

そのスポーツ振興法が、丁度半世紀後の2011年に全面改正され、

スポーツが基本的人権であることをきちんと確認したスポーツ基本法ができたことを、明らかにしておきます。

この2011年が、

世界史に残る東日本大震災・福島原発事故の年であるとともに、

日本のスポーツ史にとっては「スポーツ基本法」ができた意義ある年でもあると記憶して下さいと、いつも学生たちにお願いしているところです。

この経緯を踏まえ、教育関係法とスポーツ基本法が、

教育→体育→スポーツ→文化の流れで説明できるのです。

 

それでは、

今日の一曲  

ホント、寒くなってきました。

レミオロメン

粉雪(こなゆき)

<おまけのひとことふたこと>

1.慰安婦問題 

産経新聞2017年12月29日朝刊より

慰安婦問題に関する日韓両国の合意とは、

慰安婦問題の最終的かつ不可逆的解決を合意した2015年12月28日の合意です。

日本は、韓国が設立する元慰安婦支援の財団に、10億円程度を拠出、韓国はソウルの日本大使館前の慰安婦像について「適切に解決するよう努力する」としました。

 ところが、

この合意があるにも関わらす、韓国の大統領文在寅(ムンジェイン)は、丁度2年後の、この12月28日、合意に至った政府間交渉について「手続き、内容にも重大な欠陥があることが確認された」と表明しました。

この文大統領の発言に、日本政府や日本国民が反発するのは必至です。

ぼくも、

合意があった直後の大学での講義で、

「最終的かつ不可逆的解決」というのはすごい表現で、韓国がよくこのような内容に納得したね、10億円というのも安すぎる、外交的には、珍しく日本の大きなポイントだと話した記憶があります。

 国家間の正式な合意があったとの意味で、この問題についての「理」は、日本にあり、韓国大統領の発言には無理があります。

だから、日本の対韓国ヘイトスピーチ派は、勢いづくでしょうね(苦笑)。

ただ、冷静に考えると、

より俯瞰して考えると、本質的には、戦争の悲劇や憎しみが、いかに長く続くかということ、

戦争の発生原因には、

外的要因だけでなく内的要因があること、

また、その関連での

戦争的ナショナリズム

=排外主義克服の難しさです(入門38p)。

そしてこれは、

理性だけでなく、必ず過剰に感情が入り込む、国際政治の難しさでもあります。

それぞれの国の為政者・権力者は、

特に自分の保身のため、ナショナリズムを煽る方向に進むのですが、

私たち市民=国民は、冷静に対応しなければなりません、大変難しいですが。

2.貴乃花親方理事解任へ 

毎日新聞2017年12月29日朝刊より

元横綱日馬富士(33歳)による、

貴ノ岩(27歳)への傷害事件で、

公益財団法人日本相撲協会は、臨時理事会で、

巡業部長として報告を怠り、危機管理委員会の調査を拒み続けた、

元横綱貴乃花親方の理事解任を最高議決機関の評議委員会に提案することを決めました。

評議委員会は年が明けて1月4日に開催されます。

なお、

元横綱日馬富士は、

上記傷害事件で鳥取簡易裁判所に、「略式起訴」されました。

刑事事件として罰金刑に処せられることになります。

★この問題についてのぼくの見解は、年が明けてから書きたいと思います。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年12月30日  

        (NO.96)

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2017年12月29日 (金)

民族問題その1

    こんにちは!

事務所は、今日(29日)から

8日まで、年末年始の休業!

お元気ですか!?

ぼくは、風邪をひいちゃいました。

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.95

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門●p)の解説です。

最近、北朝鮮の漁船(?)や密航・難民船(?)と見られる船が、相次いで日本海側の海岸に漂着しています。

このことの関係で、入門37pに以下のコラムを記載しています。

コラム

 

民族問題その1 

中国・朝鮮本半島と日本

 2016年春~夏

1.最近の東アジア

 最近の東アジアですが、

暴走する北朝鮮、

同胞として複雑な韓国、

きちんとチェックしない中国、

注目はしているロシア、

いらつく日本、

遠くから眺めるアメリカという構造でしょうか。

2.人や文化の流れ

 スポーツによる平和創造機能を主張する本書の立場から言うと、それでも地道にスポーツ交流を続けて行こうとなります。
 ところで、そもそも

中国・朝鮮半島と日本の関係、人の移動や文化の流れですが、どのような位置づけでしょうか。
ぼくは、

 生まれてから高校まで

能登半島で暮らした経験から次の記憶があります。
 毎年のように、

能登半島に漂着する難破船や、ハングル文字の入った漂着物のことが

地元北國新聞のニュースになっていた記憶があるのです。

 ときには密航を企てた人であり、漁船の遭難であり、人が乗っていない船であったりと、いろいろです。

 そしてそれは、対馬暖流に乗って自然に

壱岐や隠岐、能登半島や佐渡島に来ると推測していたので、

東アジアの関係でいうと、古くからわが国には、大陸や朝鮮半島から何でも流れてきて、その象徴が

シルクロードの終着点日本という感覚です。

3.両親、兄姉、弟妹

 その意味で、ぼくには、

東アジアの関係は、

中国が両親、朝鮮半島が兄姉、そして私たち日本人は弟妹の感覚なんです。

その逆はないだろうと。
 そんな意識だったので、何回か韓国に行っていますが、

たまたま慶州(キョンジュ)や扶余(プヨ)に行って寺院を見たとき、

ああ奈良や京都の寺院の姉や兄があるな(いるな)と思いました。
 ぼくは、

基本そのように思っており、どちらが偉いというわけでもなく、

どの国・地域でも気の合う人、気の合わない人はいますし、また気の良い人、狡い人もどこにでもいます。

4.人間みなチョボチョボ

 その意味では、

むかし小田実さんが言っていたように、

人間みなチョボチョボで、

民族なんてナンボのもんじゃい、

人間みな家族・兄弟の感覚なんです。

ですから、

中国とも朝鮮半島とも、ごく普通に仲良くできるという楽観的な感覚でいます。
 そうはいっても、

別の所でも書きましたが、

国家による不正行為が行われた場合、

最終的には、

「正義の観点」から「力」によりきちんと国際的な掣肘を加える

「真の国連軍」は必要だと思いますし、

その意味で国際連合をきちんとした組織にして行く努力は必要です。

5.日本政府の努力

 その点、世界史をきちんと見据えて

行わなければなりません。

そのような平和創造への努力

日本政府は足りないんじゃないですか?

ぼくは、全く足りないと思います。

 

今日の一曲  

冬の演歌その2

津軽海峡・冬景色

今年のNHK紅白歌合戦のトリです。

石川さゆり

なんだか、カラオケに行きたくなってきましたね。

<おまけのひとことふたこと>

本文に書いた東アジアの記事は、

トランプがアメリカ大統領(2016年11月8日に当選)になる前の記載です。

ご存じのように、

トランプになってからのアメリカは、大変挑発的で、危険この上ありません。

もちろん、金正恩の行為を肯定するつもりもありませんが…。

いずれにしても、

今年は、北からの船舶が漂着が特に多いことは、みなさんご存じのとおりです。

悲しいですね。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年12月29日  

        (NO.95)

スポーツ弁護士のぶさん こと

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2017年12月24日 (日)

クリスマス・イブ

     こんばんわ!

お元気ですか?

今日はクリスマス・イブですよ。

どんな夜をお過ごしすか!

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

N0.94

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門●p)の解説です。

 

前回は、コラム

クラブ活動(部活動)における連帯責任

の問題を書かせてもらいました(入門144p)。

今日は

それに続けて書かせてもった、

コラム

甲子園とソ連のチェコ侵略

です(入門146p)

大きな事件や事故の思い出

 ニュースになった歴史上の大きな事件や事故のとき、

どこで何をしていたか、みなさんそれぞれ記憶があると思います。

1.阪神淡路大震災

ぼくには、

1995年1月17日午前5時46分、

大惨事の阪神・淡路大震災のときの思い出があります。

住んでいた大阪茨木市でも、ドーンと突き上げる音で、ぼくと妻はびっくりして目を覚ましましたが、幸いなことに、自宅は物が落ちたくらいで特に被害はありませんでした。

それよりも、亡くなられた方など被災者には申し訳ないのですが、ひとつびっくりしたことがありました。

震度6の揺れでも、目を覚まさなかった小学生の息子・娘のことです。

ぼくは、これでも目を覚まさないのか、子供ってすごいなと感心したことがあります。

2.東日本大震災

次ぎに、

東日本大震災の2011年3月11日午後2時46分、

東京での午前の法廷の仕事が終わり、昼食後、大阪に向け新幹線に乗っていました。

静岡を過ぎて、のぞみが急停車し、車掌さんから、東北地方で「かなり大きな地震」があったと車内放送で聞きました。

ぼくは、静岡駅の西にいたので、1時間くらいの停車だけで、そのまま大阪に戻ることができましたが、静岡駅の東にいた新幹線の乗客は、何時間もそのまま缶詰状態になったと記憶しています。

実際は福島の原発事故を含む未曾有の大災害でした。

大阪について後、テレビでのすさまじい映像を観て、自然への恐怖心がわき起こったのを覚えています。

3.スポーツでの思い出

 そして、

スポーツの関連では、

なぜか野球の思い出なのですが、

(1)魚津(村椿)・徳島商(板東)戦
まずは、

小学生の頃、祖母と山越えで、歩いて隣の富山県氷見市の山村へ行っていたとき、

村椿(魚津)と板東(徳島商)の、

延長18回、0対0で引き分けた、高校球史に残る激闘がラジオから流れており、氷見市の人たちが魚津を一生懸命応援していた暑い夏の日のことを思い出します。

記録によると、それは1958(昭和33)年8月16日です。

(2)甲子園とソ連のチェコ侵略

もう一つは、

毎年一度は観にゆく甲子園高校野球夏の選手権大会、

タダの外野席で、かち割りで首を冷やしイヤホンでラジオ実況も聴きながら、

大会屈指の左腕新浦壽夫投手の静岡商業と倉敷工業戦を観戦中、

回までは忘れましたが、ソ連がチェコに侵入したとの臨時ニュースを聞き、憤ったことを思い出します。

それは、1968(昭和43)年8月21日のことで、新浦選手といえば、在日韓国人(その後、帰化)で、巨人に入団して活躍、後に韓国でもプレーしましたから、ご存じの読者も多いでしょう。

(3)古田敦也選手と中越大地震

さらにもう一つの思い出は、
ぼくが無理をお願いし、ヤクルトの

古田敦也選手と伊藤昭光選手と度会博文選手に、僕の実家の能登で、

小学生たち150人くらいが野球教室の指導をしてもらった2004(平成16)年10月23日のことです。

 指導が終わって飲み会をしている午後5時56分、新潟を震源とする中越大地震が発生し、石川県でも結構揺れて恐い思いをしたことがありました。

こんな関連づけでの思い出があります。

みなさんの思い出は、どうでしょうか。

 

それでは、

今日の一曲  

12月24日、クリスチャンには大切な日ですよね。

きよしこの夜

<おまけのひとことふたこと>

「きよしこの夜」は、

クリスマス・キャロル(Christmas Carol=クリスマスの歌)のひとつです。

英語での曲は「Silent Night」と言われますが、元々は、ヨゼフ・モールにより、ドイツ語で書かれた「Stille Nacht」に因るようです。

いずれにしても、この曲の最後には、

「Sleep in heavenly peaceとあります。

そうです。

平和(PEACE)、平穏を願う歌なのです。

教えに従い、それぞれが優しい心、気持ちになれば、

戦争は起こらないはずなのですが、

どうして、戦争は無くならないのでしょうか。

ところで、

これを書いているぼくと言えば、時間の管理ができずに、安息の日のはずの日曜日に仕事に来ており、フーフー言っています。

もっとも、ぼくはクリスチャンではありませんが…(笑)。

ひとこと

我(わが)が我(わが)がのガを捨てて、

お陰(かげ)お陰(かげ)のゲで過ごす。

みなさん、良いクリスマスイブを。

これから家に帰ります。

お休みなさい。

明日から、また仕事!

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗(のぞ)いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年12月24日  

        (NO.94)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

 

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2017年12月22日 (金)

クラブ活動における連帯責任

    22日は冬至、

今真夜中です!

寒い日が続いていますが、

お元気ですか!?

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

NO.93

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門●p)の解説です。

今回は、

学生にいつも質問している「連帯責任」についての記事です(入門144p)。

クラブ活動における連帯責任
 ロシアドーピン責任グ問題で、

連帯責任についてのぼくの考えについて少し述べました。

以下、ある雑誌に掲載してもらった記事を

そのまま転載させて頂きます。

1.連帯責任
 常日頃、スポーツに関して疑問に思っていることが1つあります。

それは、部活動における「連帯責任問題」です。

 ここ数年でも、多くの大学・高校で不祥事が発生し、廃部や対外試合停止といった制裁が行われています。

 その結果、当該行為者だけでなく、その部員もスポーツを実践する機会を奪われて、悶々としていると思われます。その制裁に使われる論理が「連帯責任」です。

2.連帯責任は教育的配慮か?
 連帯責任やむなしの論理の根本には

「部活動は、皆で支え合って成り立っており、皆で支え合って栄誉を勝ち取れば、皆の誇りであり人生の大きな糧になる。逆に、メンバーの一部でも不祥事を起こせは全体の不名誉であり全体が瓦解する」

という考えがあります。

そして、

不祥事を起こさない自覚を持たせるためにも連帯責任は必要で、それは教育的配慮・効果だと言うのでしょう。
 しかし、

僕は、前者つまり連帯の栄誉については大いに称揚しますが、

後者つまり責任を取る場合については、むしろ個人責任を厳格に貫くべきだと考えます。
 というのは、

仮に部員の一部が不祥事を起こせば、そこで大学や高校名と共に、部の名前が報道され、それで十分他のメンバーのプライドは傷つけられます。

そして、不祥事に関係なかった他のメンバーへの制裁としては、それで十分です。

他のメンバーを部活動から排除する理由がどこにあるのでしょうか。

実際に不祥事を起こした者への個人責任をきちんと追及すれば足りるはずです。

対外試合ができないとか、部が廃部になってしまうなどは、それが教育的配慮・効果だと言われてもとうてい納得できません。

3.過度な恨みにつながることも
 僕は現在、

大学でスポーツ法学という講座を担当していますが、この連帯責任について学生の意見を聞くと、体育会系的一体性の考え方か、意外と連帯責任肯定論が多いです。

「同じ釜の飯を食べているのだから仕方がない」と。

そこで僕は

実際にあったある強豪校の元野球部選手から受けた相談の例を挙げたいと思います。
 既に30歳を過ぎている彼は、

現役時代、友人と不祥事を起こしてしまい、そのせいで野球部は対外試合に出場できなくなってしまいました。

「今でも怒っている元チームメイトがいるらしく、0B会にはとてもじゃないけど出席できない。自分への処分はもっと厳しくてもかまわなかった。ただ、友人たちの甲子園への道を閉ざしてしまったことが一番申し訳なく悔しい」と、

彼は涙を浮かべながら話をするのです。

 僕は、連帯処分を受けた部の中に、上記と同じく、不祥事を起こした者に対して、過度の恨みや不満をもった学生が相当いるのではないか、

あるいは今後、

不祥事を行った者を、

必要以上に非難する事例が発生するのではないかと心配するのです。

 連帯責任は、このような効果を持つのであり、それが教育的配慮・効果の名ものもとになされたとすれば、教育とは何なのだろうと思うのです。
                                (スポーツのひろば 2010.1.2)

それでは

今日の一曲  

冬の演歌その1

都はるみ

北の宿から

<おまけのひとことふたこと>

1949年、日本人初のノーベル賞を受賞したのは

物理学者の湯川秀樹博士です。

そして博士は1954年、アメリカの水爆実験で被爆した「第五福竜丸事件」を機に平和運動に尽力。

科学の平和利用を訴え「ラッセル・アインシュタイン宣言」の共同署名者となり、核廃絶を求める科学者でつくる「パグウォッシュ会議」にも参加されました。

 その湯川博士が、1945年に書いた日記等が公開されたとのことです。

学者としての良心につき、どのようなことが書かれているのか興味津々ですね。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年12月22日  

        (NO,93)

スポーツ弁護士のぶさん こと

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2017年12月17日 (日)

リオデジャネイロでの         ドーピング問題

     こんばんわ!

お元気ですか!?

一週間のごぶさたになってしまいました。

NO.92

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門)の解説です。

 リオデジャネイロ オリンピック・パラリンピックで問題になっ、たロシアの組織的ドーピング問題です。

長くなりますが、当時の状況を知っていただくため、一挙掲載します。

ただし、

入門とは少し表現を変えています(入門137p~)。

第3章 

スポーツ法の現代的課題


第1 スポーツとドーピング

 ロシアと

 リオデジャネイロ・オリンピック
 この原稿を書いている今(2016年7月25日)、ロシアを巡る一連のドーピング問題で、ニュースが飛び込んできました。
 8月5日開催のリオ・オリンピックへのロシア選手の出場に関し、IOC(国際オリンピック委員会)は、

各競技のIF(国際競技団体)に判断を委ねるとの決定を行ったというのです。

1.発覚の端緒
 この問題は、

2014年12月、ドイツの公共放送番組で、ロシアの女子陸上800㍍のユリア・ステパノワ選手が2011年と12年のロシア室内選手権に出場したとき薬物を使用していたと認め、その時の状況や体制を告発したのです。
 彼女によると、検体の番号を伝えたところ、薬物を使用していたにも拘わらず陰性(不使用)と登録され、これは報告書の検査結果が改ざんされたためだと述べたのです。

 彼女は、コーチからWADA公認の「ロシアの検査機関の所長に3万ルーブル(8万5000円)払えば陽性にならない」とも言われました。また、コーチから「ビタミン剤のようなもの」といわれて薬物を受け取っていた事実や、「周囲の選手もみんなやっていたので、全く抵抗感はなかった」などと当時の状況を語っています。

彼女の告発を端緒に、WADAの独立委員会が調査を開始しました。
 一方で、2016年になってから、

アメリカに亡命したロシアの元検査機関所長が、ソチ冬季五輪(2014年)の際、選手に薬物投与をしたことを詳細に証言。それを承けてニューヨークタイムスが、出場ロシア選手数十人のドーピング疑惑を報道しました。

2.WADAの調査
 WADAは、2011年から2015年にかけ、ロシア政府がドーピングを主導していたと認定しました。具体的には、
①ドーピングをしたロシア選手の尿の検体が、事前に採取し保存していた陰性の尿とすり替えられた。
②関与したのはロシア連邦保安局(FSB)の職員らだった。
③方法は、扮装して、夜間、検査機関に忍び込み不正工作を行った。
④プーチン大統領が起用したスポーツ省の次官が、不正を行う対象選手を選択していた。
⑤背景としては、10年のバンクーバー冬季五輪でロシアの金メダルが3個と低迷したことから、組織的隠蔽システムが作られ実行された。
⑥そして、14年の自国ソチでの冬季オリンピックでは、金メダル13個と急増し、ロシアとしては国威発揚の目的を達した。
などとされました。

3.WADAの勧告
 この調査結果を踏まえ、WADAは、

選手参加の最終決定権を有するIOCに対し、リオオリンピック・パラリンピックの全競技で、ロシア選手の参加拒否を検討するように勧告しました。

4.IOCの決定
 IOCバッハ会長は、

この勧告を受け、リオ・オリンピックへのロシア選手の出場に関し、緊急理事会の結果、IOCとしては、各競技のIFに判断を委ねるとの決定を行いました。
 少し詳しく説明すると、ロシア選手の参加に関し、
①ロシア国内でのドーピング検査で陽性にならなかっただけでは、参加資格としては不十分であること。
②IFは、信頼できる国際的なドーピング検査のみを参考にすること。
③過去にドーピングで処分を受けた選手を派遣することはできない。既に処分期間を終えた選手も派遣できないこと。
④ロシア選手は、抜き打ちでの厳格なドーピング検査を受け入れる義務があること。
⑤告発したユリア・ステパノアは、過去にドーピングをしていたことがあり、選手としては受け入れられないこと。
といった内容です。
 IOCは、

上記のいくつかの条件は付けながらも、要するに各IFにその判断を委ねたのです。

5.IOCの決定への評価
 上記、IOCの決定に対しては、

IOCが自ら判断しなかったことを含め、賛否の意見があります。
(1)賛成意見

 ロシアの全選手が出場できないとの処分を科さなかったのは良かったという見解です。
 即ち、

ドーピングをしていたことが証明されていない選手にまで、連帯責任としてオリンピックから閉め出すのは反対との立場です。

 確かにロシアの国家組織としての違法行為には憤りを感じるが、だからといって不正とは無縁な無実の選手が連帯責任を負わされるのはフェアではない。潔白な選手にオリンピック出場の道を残すため、各IFに判断を委ねたのは正しい決定であるというものです。

(2)反対意見

 ロシア選手全員の参加を拒否すべきだったという見解です。
 即ち、

今回のロシアのドーピングは、スポーツに対する国家の犯罪である。この五輪史上最悪にして最大の国家犯罪といえる行為に、IOCはもっと毅然とした態度をとるべきであった。

 にもかかわらず、IOCがIFに判断を丸投げする形で委ねたのは、IOCがアンチ・ドーピングというスポーツの理念に基づく判断を避け逃げたと言うべきで、ロシアの政治権力に負けたというものです。

(3)ぼくは、賛成説です。

 即ち、

プーチン大統領がほくそ笑んでいるのを悔しいと思いつつ、それでも尚、今回のIOCの決定は他の決定に比べましだったと思います。
 確かに、

これほど大規模で、国家犯罪とも言うべき行為があったのですから、ロシア選手を一切閉め出すとの決定もあり得たでしょう。大国ロシアの不正への断固とした態度が今後のアンチ・ドーピング活動のためだとの主張も理解できます。そして、ロシア選手を全員排除したとしても、当時のソ連が不参加でも1984年のロスオリンピックが成功したと同様、今回のリオオリンピックが、ロシア不参加で失敗することはないと思います。
 しかし、

ドーピングの証明がない選手を、それがロシアの選手だからという理由で一律排除するのは、やはり公正(フェア)ではないと思うのです。それは悪しき連帯責任です。
 今回のIOC決定に賛成、またはやむを得なかったとする意見に、かって1980年のモスクワ・オリンピックのとき無念の不出場だったマラソン瀬古利彦さんや柔道山下泰裕さん、またIOC元副会長スキー猪谷千春さんなどオリンピック選手経験者が口を揃えておられるのが印象的です。
 今回のIOCの決定により、各IFがドーピング問題をそれぞれの競技の立場で自主的に考えることができたという意味でも、良かったと思います。
 くどいようですが、ロシアの悪行を許すものではありません。プーチン大統領の「WADAの調査や認定が、スポーツの政治利用・政治介入だ」との主張は全く論外です。
 そして、今回のIOC決定により、ドーピングを行っていた選手が、結果的に、リオ・オリンピックに参加することもあるでしょうし、ロシア選手の表彰式でブーイングが起こるかもしれません。でも、やむを得ないのです。

 ぼくが弁護士だから弁護士出身のバッハ会長を支持するわけではありません。でもやはり、ドーピングをやったと証明されていない選手は、参加を認められるのが公平だと思います。「個人の正義」と「連帯責任」を秤(はかり)にかけてとのバッハ会長の悩みは正当です。「推定無罪の原則」は、ここでも適用されるべきです。

 仮に、時間的な切迫の下、電話会議でしか理事会を招集できない今回の緊急事態を前提に、IOCがWADAの勧告に従い、全ロシア選手を閉め出すようなことになれば、それは私たちが非難している悪しき全体主義国家と同じです。

 オリンピック憲章は、「オリンピック競技が選手間の競争であり国家間の競争ではない」と規定しており、今回IOCは、観点は少し異なりますが、難民についても個人としての参加も認めていますから、その趣旨からも、個人の立場としてのロシア人は尊重されるべきです。
 そして本書の立場で考えれば、今回のロシアのケースに連帯責任を適用し排除するのは、日本国憲法13条「個人の尊重・個人の尊厳」の精神に反します。

6.ロシア事件が残したもの   
 今回のロシアドーピング事件で、ぼくは次のことを考え提案します。

(1)ロシアは勝利したのか

 ロシアが政治的に勝利したとの評価がありますが、ぼくは決してそうは思いません。

 逆に、大国ロシアを、武器を使わずにここまで追い込んだスポーツの底力に注目すべきだと思います。

 プーチン大統領はいろいろ言いましたが、アンチ・ドーピングという正義、公正(フェア)さを否定することはしませんでしたし、できませんでした。
 そして、ロシアを初めとする関係団体などの一連の行動を観察すれば、世界ドーピング防止規定やオリンピック憲章が、スポーツ法として実際に十分機能したことを意味しています。

(2)戦争的ナショナリズム?

 それにしても、

国家がここまで強引にドーピング行為を強行するその姿勢に驚きました。そして組織的にドーピングまでして国家の威信を保とうとする国家、その権力者・為政者の邪悪さを知りました。

 スポーツでの競争的ナショナリズムと言うより、邪悪で排外的な、戦争的ナショナリズムに近い例です。

 一方、自身の名声・名誉や経済的思いなどから、国家の圧力や誘導に屈してしまう人間の弱さも知りました。

(3)ドーピングに対する制裁

 ドーピングに対する制裁が現在のままでよいのかも考えさせられました。

 現在は一回目でいきなりの永久追放はなく、例えば2年間の出場停止などとされ段階的な処分になっているのですが、特に故意の場合、一度のドーピング違反でも、オリンピックや国際大会に出場できなくするなど、処分を厳しくすることも考えるべきかもしれません。

(4)内部告発者の保護・救済

 今回のロシア追及の原点になった、ユリア・ステパノワ選手に対する救済です。彼女自身ドーピング行為者ですから、その限度で非難はされますが、内部告発者として、救済できなかったでしょうか。IOCは、来賓としてオリンピックにゲストとして招待との考えのようですが、選手は競技場にいるのが筋で、どのような立場で使用したのかも検討し、選手としての救済の方法もあり得たと思います。

(5)WADAとIOCの地位とチェック・・・国際連合の活用

 もう一つ、議論されていませんが、WADAやIOCに対するチェックも考えるべきだということです。
 スポーツが平和な国際社会のために不可欠な基本的人権であり、スポーツの平和創造機能については、別のところで説明しました(入門268p~)。
 したがって、スポーツ団体としてのIOC、スポーツの公平さを支えるスポーツ関連団体としてのWADAは、これからも必須のスポーツ文化の必要装置です。
 そしてIOCはもちろんですが、WADAも今回の調査・報告で極めて強大な権力・権限を持っていることを世界に知らしめました。

 つまり、滅多なことでは頭を下げない大国ロシアが、IOCやWADAの評価や決定に従わざるを得なかったのです。

 ロシアはいろいろ反論したり恫喝めいたこともしましたが、基本的にはオリンピック・パラリンピックに参加するための弁解や弁明であり、評価や決定そのものを正面から否定するものではありませんでした。
 その意味では、今回WADAやIOCは礼賛の対象です。そんな団体になぜと思われるかもしれませんが、ぼくは、IOCやWADA、特にIOCについては、ガバナンス・コンプライアンスを充実化させる必要があると確信します。

 もっというと、IOCやWADAに対しても、その組織内容、運営、管理体制などについてそれが正当かどうかをチェックする姿勢や体制を準備しておく必要があるのです。力そして財産を持っている組織に対しては、権力が集中しない、そしてチェックできる体制、いわば見張るシステムが必要です。
 チェック体制としては、内部的なものと外部的なものがありますが、内部的なものとしては、国家統治の関係で良く言われる例えば三権分立のような制度を採り、一部に権力・権限が集中しないシステムにすることが大切です。
 外部的なものとしてぼくは、他でも述べましたが、国際連合を活用するシステムを構築すべきだと思います。

 つまり、巨大あるいは強大な国際的団体(典型はIOCやFIFA)に対し、きちんと対処できる可能性があるのは、正当な国際機関、具体的には国際連合だとぼくは思うのです。

(6)正義と権力
 もちろん、現実の国連が、往々にして大国のエゴにより不当に支配され左右されている現実は否定しません。ただ、国連憲章自体を遵守することは各国が宣明にして加盟しています。
 具体的な方策はありませんが、ヒントになる事例はあります。例えば、位相は異なりますが、この7月に判決のあった「国連海洋法条約」に基づく仲裁裁判所のような外部から紛争をチェックできる国際機関です。因みに中国は、「中国の主張する境界線には根拠がない」との敗訴判決にも従わないと公言しています。しかし、少なくとも客観的に見て道義的劣勢は否定しようがありません。あるべき地球の姿、人類の未来に対する国際社会のメッセージは少しずつ世界に浸透していきます。

 ぼくは、人間の理性を信じたいと思います。
 なお、上記に述べたチェック体制は、小なりといえども、わが国のJOCやJADAにも当てはまることを指摘しておきます。 

7.まとめ
 ドーピングについては、スポーツ基本法29条のところで説明しています。

ただ、スポーツの本質的価値とかかわり、現代社会において特に問題となる事柄なので、重複しますが、あえてもう一度、ドーピングが禁止される理由を掲げておきます。
(1)不公正(アンフェア)。
(2)副作用による健康への悪影響。
(3)社会的悪影響。特に青少年の教育上。
(4)無感動。良い成績が出ても観る側に感動を与えない(観る権利の侵害)。
 この4つが理由だとぼくは考えており、ドーピング違反はスポーツの自殺です。2020年の東京オリンピック・パラリンピックにのときに、今回のようなことが起こらないよう、啓発活動などを推進すべきです。

★なお、リオ・パラリンピックでロシアドーピング問題は割愛しました。

それでは、

今日の一曲

映画での山下達郎

クリスマス・イブ

です。

<おまけのひとことふたこと>

昨日(12月16日)、同志社大学で行われた、

第25回日本スポーツ法学会で、

次のタイトルとレジュメで、基調報告をさせてもらいました。

併せて、

1992年12月12日付の毎日と朝日の

ぼくがプロ野球で初めてヤクルト古田敦也選手の代理人になった新聞記事、

1999年3月30日の朝日「大阪オリンピックと国際平和主義」、

2003年11月26日の産経「大学でスポーツ法学を説く」、

の各記事を読んでもらいました。

アスリートの権利は如何に保護されるべきか
                                                   20171216
第25回日本スポーツ法学会                     於 同志社大学
                                   龍谷大学・関西大学・関西大学法科大学院各講師
                                                                          弁護士辻口信良
はじめに
・黎明期から展開期へ

1.アスリートとスポーツ法
(1)スポーツ振興法からスポーツ基本法へ
(2)基本的人権としてのスポーツ権

2.アスリートの権利保護のありかた

          ・・・公正(フェア)
(1)属性による保護
① 年齢
② 性別
③ 障がい者
④ 国籍
⑤ 地域
⑥ その他
(2)参加をめぐる保護
① 参加資格
② 選手選考
③ 出場機会の剥奪
④ その他

3.アスリートの個別的権利
(1)プライバシー
(2)パブリシティ                                           
(3)身分保障
(4)パワハラ・セクハラ
(5)事故補償

4.アスリートによる裁判と仲裁

5.アスリートとお金
(1)スポーツで、お金を○らう。
①)アマチュア
②プロフェッショナル
③ノンプロ(セミプロ)
(2)アスリートファースト
(3)スポーツ権の優越的地位

6.スポーツの平和創造機能と

 2020東京オリンピック・パラリンピック
(1)オリンピックの系譜

  ─────────────                           ──

(2)スポーツの平和創造機能
・「平和だからスポーツができる」から「スポーツが平和を創る」へ
(「平和学としてのスポーツ法入門」・・・民事法研究会  

ブログ・・・スポーツ弁護士のぶさん)

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでくださいね。

2017(平成29)年12月17日  

        (NO,92)

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2017年12月10日 (日)

ロシア国排除 平昌オリンピック

     こんばんわ!

お元気ですか!?

ごめんなさい。

時間の管理ができず、

1週間以上空いてしまいました。

NO.91

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

2020年までに、

平和を愛する人すべてに読んでいただく

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 以下 入門●p

の解説です。

このブログの本来の趣旨、

前回の約束からすると、

平和学としてのスポーツ法入門の137p以下に書いている

リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでの、ロシアのドーピング問題を書くべきところですが、

来年(2018年)2月に開催の

平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック

に関する

ロシア国排除のIOCの発表があったので、

急遽そのことを書きます。

1.ロシア国、平昌五輪排除

12月5日、スイスのローザンヌで開催されたIOCの理事会で、

ロシア選手を平昌オリンピックから排除することに決まりました。

バッハ会長が発表した決定の主な内容は、

以下のとおりです。

1.ROC(ロシア・オリンピック委員会 

  日本のJOCにあたる)の資格停止。

2.ロシア国家から、選手団としての参加は

  認めない。

3.但し、これまでドーピングの前歴がなく、

  平昌での事前検査でも不使用が認められるなど、

  潔白を証明できたと判断された個人は、

  参加を認める。

4.その場合、ロシアからの個人参加とする。

5.その個人が表彰される場合、

  ロシア国旗は使用できず、

  五輪旗・五輪賛歌で代用する。

6.IOCが今回の調査等に使った

  1500万ドル(17億円)を、

  ROCが支払う。

7.ソチ五輪当時にスポーツ相だった

  ムトコ副首相らの五輪への参加を

  永久に認めない。

8.ROCのジューコフ会長は、

  IOC委員の資格停止。

などです。

2.ロシアプーチン大統領

  容認

上記決定に対し、

ロシアが大会をボイコットするのでは、

との心配もありましたが、

プーチン大統領は、「ロシアにも一部悪いところがあった」などとして、処分を認める考えを述べました。

そうです、

スポーツ法としてのドーピング禁止が、

大国ロシアを屈服させたことになります。

ぼくのいう、

スポーツの平和創造機能の面目躍如というところです。

3.リオ・オリンピック

  での処分との比較

 リオデジャネイロでは、

WADA(世界アンチドーピング機構)からの報告の時間的関係もあり、

バッハ会長は、

各IF

(国際競技連盟 International Federation )に委ねました。

ぼくは、

その処分を肯定しましたが(入門140p)、

弱腰であるとの批判もありました。

今回は、実際に調査がより進展しての処分であり、

ぼくは、

今回もバッハ会長を支持します。

なお、

パラリンピック代表については、

12月22日ころ発表されるそうです。

多分、

今回の処分と同じになるのではと思います。

 

では、

今日の一曲  

冬の稲妻

ご存知関西出身のAlice(アリス)

<おまけのひとことふたこと>

★前向きな話

国連のフェルトマン事務次長(政治局長)が

北朝鮮に入ったこと。

存在感の薄い国連ですが、

もっと頑張ってね!!

簡単な話でないことは十分分かっています。

ホント、国連は大事なんですよ。

日本の国連中心外交も是非!!

応援します!!

★後向きな話

トランプ大統領がイスラエルの首都を

エルサレムと認定。

これを

イスラエル寄りのアメリカファースト主義だと非難する記事が目立ちましたが、

ぼくはそうではなく、

ロシアゲートから目をそらさすための、

彼一流のトランプファースト策略だと思います。

世界のことはもちろん、

決してアメリカのことなど考えていませんよ、

彼は。

どうしてその点を突かないのでしょうか。

中東が混乱するのは必至です。

ホントに困ったアメリカ大統領、

どうしようもない爺さんですね。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

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2017(平成29)年12月10日  

        (NO,91)

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2017年12月 1日 (金)

大阪マラソン2017

     こんばんわ!

お元気ですか!?

師走になりました。

アッというまに、正月がやってきます。

平和学としてのスポーツ法入門」で

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん ですが、

今日は、ちょっと休憩です。

1.大阪マラソン 

    42.195㎞

11月26日、

幸運にも,

大阪マラソンを走らせてもらいました。

コースは、

大阪城をスタートして、

一旦南下し難波に出て、

その後、

普段は南行き一方通行の御堂筋を北上、

淀屋橋、中之島公会堂、大阪市役所から,

更に今度は御堂筋を南下、

大阪ドーム、通天閣などを見ながら、

最後は

大阪南港のインテックス大阪がゴール地点。

すごいのは、

ぼくら一般ランナーが御堂筋を北上する途中、

御堂筋を南下する

トップ選手とすれ違うときです。

今回は、

4人が先頭集団でトップを争っていましたが、

実際、明らかに彼らは違うんです。

スピードは、ぼくらの倍以上、

長距離選手特有のスラッとした、

いわゆるカモシカのように伸びる足、

ぼくらは、思わず立ち止まり、

沿道の応援団と同じように、大きな拍手を送りました。

今年のトップ選手(男子)は2時間12分台でしたが、

ぼくが中間点にたどり着いたときには、

もうゴールしているのですから、

ホントすごいです。

2.ネット社会の驚異

 でも、

もっとすごいことがあります。

3万人以上のランナーが、

シューズにチップを付けて走るのですが、

その全員について、

インターネットやスマホで、

5キロごとのタイムが、

そのまま表示されるのです。

さらに、

3カ所地点(15・25・35キロ地点)で、

全員の走る姿の動画、

4カ所目のゴール地点では、

ゴールしたときの、

これも動画が配信されており、

ランナーの名前を入れると、

だれでもが閲覧できるのです。

実際、タイガースの黒い帽子、

オレンジのシャツのぼくの、

よたよた、ヨレヨレの姿も、

そのまま、きちんと撮影されているんです。

ほんと、ホント、

全くすごい時代になったものです。

逆にいうと、

すごい管理社会ですけどね?!

その犯人は、ランナーズ・ネットといいます。

3.参加することに意義がある

 ぼくは、

実は2週間前、軽いぎっくり腰になり、

本番まで、全く走ることができませんでした。

でも

抽選漏れで走れない人の方が多い中、

せっかくの走ることができる機会なので、

いけるところまでは行こうと思い、

大阪城をスタートしたのです。

制限時間は7時間。

ゴールまで何とかたどり着けると思ったのは、

30キロ地点で、

テニス仲間・たぬき会の

熱い応援をもらってからでした。

30キロあたりから本当にシンドイですね。

それから後も、

ぼくなりに必死に何とか粘って、

完走・完歩できました。

直前に走ら(走れ)なかった、

それがかえって良かった(?)、という友人もいます(苦笑)。

マラソンの42.195㎞は、

JR大阪→京都とほぼ同じです。

4時間55分24秒でした。

4.いろいろな参加者と楽しみ

しんどいのはしんどいのですが、

スポーツの基本・原点は楽しみ、

特に市民のマラソンですから、

完走を目的にしつつ、

それぞれの思いを胸に走ります。

あるいはペアルックで恋人同士、

また、サムライ姿やミニヨンなど、

面白い仮装で走り抜く人もいました。

さらには、

沿道で応援してくれている人に

お礼のハイタッチしたりしながら走る人もいるのですが、

ぼくは、その余裕がなくて、

ひたすら前を向いて、黙々と進みました。

さて、

毎年、話題になる芸能人など有名人です。

今年はノーベル賞の山中伸弥さんは出場されませんでしたが、

ぼくが知っている限りでは、

間寛平さん4時間30分49秒

亀田大毅さん4時間57分18秒

吉村洋文大阪市長6時間25分25秒

などです。

寛平さんは、

世界をマラソンしているアスリートで、

確かガンか何かの病気で、一時走るのを辞めておられたように記憶していますが、

復活され、さすがです。

でも、

誰でもそうだと思いますが、

ゴールした後の満足感は、

何とも言えませんね。

身体には絶対悪いですが、

心には絶対良いですね。

翌日の27日は、たまたまぼくの誕生日。

足・膝・腰が痛くて、タクシー利用で

移動の一日でした(笑)。

5.ありがとうございました

沿道で応援していただいた方、

エイドステーションで、水分や栄養になる食べ物を準備していただいた方、

ブラスバンド、踊り、太鼓などで

走るぼくらの元気を鼓舞してくれた方、

交通整理、清掃、警備、道案内など、

むしろ目立たないところで、

しっかりサポートしていただいた方、

その他、

気づかず、目立たず知らないところで

支えていただいた皆さん、

お世話になり大感謝です。

本当にありがとうございました。

スポーツバンザイ

それでは、

今日の一曲  

大阪御堂筋を走ったので、大阪の写真と

大阪ラプソディー

海原千里・万里(1976年)

<おまけのひとことふたこと>

大相撲の横綱日馬富士(はるまふじ)が、

11月29日、

貴ノ岩への暴行・傷害事件で引退声明。

被害を受けた貴ノ岩とその親方の貴乃花が、

「鳥取県警の捜査終了後に話す」との姿勢のため、真相が分かりません。

モンゴル力士間の問題や、

貴乃花親方と横綱白鵬の確執、

公益財団法人日本相撲協会の理事選をめぐる問題などもささやかれ、

全くすっきりしないのです。

ただ言えるのは、

10年前の2007年、

17歳の序の口力士時太山(ときたいざん)が、

兄弟子らに暴行を受け死亡した事件があり、

当時の時津風親方が5年の実刑判決

を受けたときの

反省が十分なされていないのは、

残念ながら、間違いありません。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(2017年 民事法研究会  2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年12月1日  

        (NO,90)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

 

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