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2017年10月22日 (日)

日本を普通(ただ)の国にするな!!   その5

   こんばんわ!

台風21号が接近中!

衆議院選挙、投票行きましたか?

平和学としてのスポーツ法入門

特集として憲法改正問題を考えています。

本当は、昨日(10/21・土)のうちにアップするつもりでいたのですが、

京都で日本スポーツ法学会の理事会があり、

その後、雨が降っていたので事務所に戻れず、

今朝も朝から午後の今まで、いろいろと用事があったので、

遅れてしまいました。

投票には行ってきましたよ。

もうすぐ20時、投票終了です。

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

衆議院選挙特集です。

緊急!!

憲法が危ない!!

世界の平和が危ない!!

これまで、なぜ、

憲法9条を改正してはダメなのかについて、

ぼくなりの意見を述べました。

さらに、ぼくの意見を追加します。

少しわかりにくいかもしれませんが、

「創る平和」による「守る平和」の包囲です。

6.「創る平和」による

   「守る平和」の包囲

(1)守る平和の整理

 守る平和は、

侵略から、いかに日本を守るかの作戦についての議論です。

そこでは、日本は相手国を侵略しないことが前提になっています。

相手国を悪とし、日本については善意者として考えている点、客観的には厚かましい考えなのですが、それは一応おくとして、

守る平和は、次の考えに大別できます。

すなわち、作戦としては、

①核武装あるいは米国とのガチガチの集団安全保障体制で日本を守る方向を一方の極として、

②他方、非武装中立により、軍備を持たず、ひたすら外交努力で日本を守る方向を一方の極として、

考えることができます。

守る平和は、この両極の内、どの場所に日本を位置づけて国防を考えるかの問題だと思います。

そして、現在の日本の位置は、その中間にあると言えます。正確にはかなり①に近い場所と言えるでしょう。

そして、安倍さんが考えているのも、現在ある位置、つまり①に近い位置で、憲法を改正し明文化しようとするものです(加憲論)。

 ただ、既に述べたとおり、日本国憲法は、元々②の原則でスタートしたのです。

(2)加憲論への賛否

 そして、この安倍さんの議論に賛成するかどうかが、今回の衆議院選挙の大きなポイントなのです。

① 安倍さんは、現在のミサイル発射の北朝鮮、軍拡の中国の姿勢などを強調し、これこそ国難であり、このままでは日本が危ないというのです。

だから、これに対するはっきりとした対抗姿勢を示すために、憲法を改正し、軍隊としての自衛隊を明記すべきだと。

しかし、

② ぼくは、安倍さんのこの意見に反対です。

だからといって、安倍さんが好戦家だというつもりはありません。

ぼくの考えは、これまでの繰り返しになりますが、

安倍さんの考えは、せっかく高い理想・理念、世界の永久平和のために制定した

日本国を普通(ただ)の国、

日本国憲法を普通(ただ)の憲法

のレベルに引き下げるものであり賛成できないのです。

永久平和という人類の夢を放棄し、その他大勢の普通(ただ)の国に逆戻りし、普通(ただ)の憲法に引き下げてしまうことだからです。

これまで、70年間、ほころびをみせつつも、日本の平和は、守られてきましたし、

何よりも、外国で軍隊が人を殺したことはありません。

これは、大いに称賛に値し、世界の国でも憧れている人は多いのです。

 ただ、ぼくは、そうはいっても

単純に上記(1)の②、非武装中立が良いというつもりはありません。

そうではなく、

もっと積極的に、世界の平和を守るため、

国連を活用し、国連軍を持つため努力しようというのです。

つまり、

日本も含むそれぞれの国としては軍隊を持たず、

本当の意味の国連軍創設のために智恵を出しましょうというものです。

自衛隊は無くするのでなく、国連軍に格上げしてゆくのです。

自衛隊員の中で、日本や日本人のためにだけ働きたいという人は、残念ですが退職してもらい、場合によっては、日本の警察官になってもらいましょう。

ただ、そこでも話しましたが、

ぼくの知り合いには、日本の自衛隊員ではなく国連所属の国連軍に所属し、国際平和のために頑張ることに意義を見つけている若者もいます(国際公務員)。

③ 大いに議論を

国難だといい、喫緊の課題だといっても、議論ができないほど時間がないわけではないでしょう。

これも既に書きましたが、キューバ危機の時は、もっともっと切迫していました。

そして、何よりも、ホントに国難なら、任期が1年以上あるのに、解散してのんびりを衆議院選挙をやっていること自体おかしいでしょう。

若者(高校生・大学生)を中心に、大いに議論をしてもらいたいと思います。

なぜなら、

若者たちにとって、その恋人・子ども・孫たちのこれからに、大いに関係するからです。

ぼくも含む、じいちゃん、ばあちゃん世代は、もういいとは言いませんが、彼らに任せましょう。

ぼくは、楽観的なので、

若者たちが、必ず、夢・理想・理念の方向に進んでくれると信じています。

(3)守る平和での死角・限界

ぼくが、憲法改正せずに、9条の理念・理想を目指し、世界の、人類史の先頭に立ちたいと主張している点は、何度も書きました。

ただ、

ぼくと同じ考えの人たちに、次のことも併せて考えてもらいたいと思います。

つまり、守る平和における、考えの死角や事実承継の限界です。

というのは、

守る平和の考え方での(1)②の人たちは、

平和を願い、これまで例えば、

軍隊を含む戦争体験者、被爆者など、

自身の悲惨で貴重な経験を持っておられる人たちから、

資料や情報を得、メモをもらったり、録音したり、書籍やパンフレットにしたり、

集会に参加して体験談を話をしてもらうなどして、自分たちの理論作りを進めてきました。

もちろん

これらは極めて大切で重要な人財、資料であり、

実際の体験に基づくものですから、

いわば反戦・平和の原点と言えます。

しかし、

仕方のないことなのですが、

その方々は、どんどん高齢化し、また亡くなられます。

原資料も

残念ですが、時間の経過とともに散逸し風化することは避けられません。

その意味では、

守る平和についての歴史上の事実の承継は、

悔しいことですが、どれだけ努力しても限界があるのです。

つまり、不適切であることを承知の上で言えば、

どうやっても、原爆投下の日以上の悲惨さ、むごたらしさ再現することはできません。

そのことを、冷厳な事実として確認する必要があります。

そして、

そのことは、必然的に、創る平和について検討する必要があるとの考えにつながります。

(4)「創る平和」による

守る平和」の包囲

少し考えれば分かることですが、

創る平和については、

努力次第で、

どれだけでも拡大再生産・承継できます。
特に若者の

スポーツによる国際交流は、

その最たるものだと思います。
 前回さまざま紹介した、スポーツを含むいろいろな手段・方法による国際交流は、

すなわち創る平和は、努力次第で無限に拡大再生産でき、またずっと承継できるのです。

ぼくは、

創る平和により、

守る平和の限界を突破することができると思います。

というか

創る平和守る平和包囲することで、

世界の平和運動が、少しずつ進むと考えるのです。

少し具体的に説明すると、

現在、アメリカから核やミサイルが日本を狙い飛んでくると考える日本人は、まずいないでしょう。

どうしてでしょうか。

また、憎たらしい?ロシアの関係でも、

現在、ロシアから日本に核やミサイルが飛んでくると思っている日本人も、

正直ほとんどいないのではないでしょうか。

どうしてでしょうか。

それは、根本的には、

種としての人間は理性的であるということです。

そして、

この70年間の、さまざまな人的交流やスポーツや文化を通じての積み重ねの中で、一定の信頼関係や一定の余裕が生まれているからといって良いでしょう。

そのことに果たした9条の役割を、ぼくはとても大切だと思います。

多少古い人は、仮想敵国としてのソ連(ロシア)が、あれこれ言われていたことを思いだして下さい(もっと古い人は鬼畜米英!を)。

もちろん、まだまだそうなっていない国があることは、そのとおりです。

でも、

ある国を恐いとか憎いとか思う気持ちは、時間の流れ、歴史の推移により、あるいは置かれているそれぞれの人間関係により、相対的なものであるることが理解できると思います。

(5)ぼくの結論

ぼくは、

憲法に自衛隊を軍隊として明記することが、日本や世界の平和に寄与するとは、全く思いません。全く逆です。

また、自衛隊の明記が、世界の国との間で信頼関係が醸成される方向に進むとも思いません(アメリカも含んでの話です)。

軍隊としての明記は、必ず、世界を緊張させ、

軍拡への道を開きます。

繰り返しますが、

ぼくは、憲法改正よりも、地球全体を守るための、正義に基づく軍事的な力、

本当の意味の国連軍=国連警察軍を持つための努力をするべきだと思います。

 大変困難であることを承知の上でいうのですが、

その国連軍創設の努力により、国際社会は、歩一歩と平和への階段、それも直線的ではないらせん的な階段を上ることになると考えます。

 そして、くどいようですが、

日本が、日本国憲法9条がその先頭に立つのです。

併せて、力を込めて、

スポーツを中心にした

創る平和には無限の可能性があることを宣言したいと思います。

その意味で、

(6) 2020の東京

 

オリンピック・パラリンピック

ぼくは、

2020年を大いに期待しています。

もっとも、ここの記載だけでは納得していただけないと思います。

詳しくは、

スポーツを憲法上の権利として位置づけている

平和学としてのスポーツ法入門をお読み下さい。

そこでの

国際連合での

「スポーツ省」と「防衛省」

を読んで下さい(288p)。

(7)改めて 

スポーツと平和について

スポーツと平和というと、

平和でなければスポーツはできませんからね、

とか

スポーツと平和、

オリンピックと平和、

大賛成です、

といった言葉をもらいます。

確かに、それはそれで正しく、間違いではないのですが、

平和とスポーツは、そのような受動的意味だけではないのです。

これまで、このブログでも書き、

ぼくの前記本にも再三書いていますが、

スポーツには平和創造機能があるのです。

本には、

スポーツと憲法(42p)、

なぜスポーツが、平和と親和性を持つのか(39p スポーツの戦争抑止機能)、

創る平和のための具体的方策(223p)、

などを書いています。

なお、このブログでも

1兆円の話として、2017年7月14日~に記載しています。

 

それでは、

今日の一曲  

ホントは、昨日の土曜日にアップしようと思って載せていたのですが、諸般の事情で今日(日曜日)になってしまいました。

しんみりする、いい歌ですよね。

もうひとつの土曜日

浜田省吾

<おまけのひとことふたこと>

今日の選挙、行かれましたか。

実は、今回のブログ、

昨日の10月21日に、書こうと思っていたのです。

ぼくの学生時代は、10.21は、国際反戦の日でしたね。

今日は、20時までが投票時間で、

20時から、早速各局、選挙特番ですね。

それまでに、このブログをアップしたいと思います。

どのような選挙結果が出るか、

いずれにしても、それが現在の日本の民力です。

改憲勢力に有利な結果が予測されますが、

ぼくは、これからも、あくまで憲法改正反対の姿勢を貫きたいと思います。

一緒に議論しましょう。

そして、できれば、共に

スポーツの平和創造機能

について考えましょう。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年10月22日  

        (NO,81)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

住所 〒530-0047

大阪市北区西天満4-8-2 

北ビル本館4階

TEL 06-6361-8888

FAX 06-6361-8889

e-mail 

nob@taiyo-law.jp

太陽法律事務所ホームページ

おもろいもんみっつけた

→友人の辻井一基(つじいかずもと)君のブログで

おもろいもん」を見つけ、活用して下さいね。

 

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