日本国憲法が普通(ただ)の憲法になる?
こんばんわ!
最近、土・日、台風や雨風が続きますね!
お元気ですか!?
スポーツの平和創造機能を語り続ける
スポーツ弁護士のぶさん です。
スポーツと平和にも大いに関係することなので、必死に時間を作って選挙期間中、特集を続けてきました。
緊急!!
憲法が危ない!!
世界平和が危ない!!
その最終回です。
1.衆議院議員選挙結果
衆議院選挙期間中、頑張ってブログを書いてきました。
日本史、世界史に、特に「平和」に重大な影響のある選挙だと思ったからです。
10月22日、台風21号、大接近の中、総選挙は終わりました。
選挙どころではなく、台風で大変な被害に遭われた方も多かったようで、その方々には、心からお見舞い申し上げます。
ところで選挙ですが
最近の世論調査は良く当たりますね。
自民党大勝です。
最終議席数 総定数465(前回は472名)
自民党284 立憲民主55 希望の党50
公明党29 日本共産党12 維新の党11
社民党2 その他・無所属22
となりました。
台風の影響もあったとは言え、戦後2番目に低い投票率54%弱とか。
2人に1人は棄権ですから、これってどう評価したら良いんでしょうか。
ちょっと低すぎるように思いますが、
結果、それなりに国家が運営されて行き、あまり変わらないから平和で良いとも言えるんでしょうか。
でも、ぼく的には、やはり8割ぐらいの人は、投票に行って欲しいですね。
2.選挙の評価
選挙の争点が何だったかは、必ずしも明確ではありません。
もともと、安倍さんが、森友・加計隠しでスタートしたのは間違いないのですが・・・。
ただ、安倍さんは、急遽、北朝鮮の暴走について、「国難」だと喧伝し、憲法改正に向けての執念も見て取れたので、このブログでも一連の緊急特集を組みました。
もっとも、国難については、選挙後、麻生副総理が、いみじくも「自民党勝利は北朝鮮のおかげだ」と言い放ちましたから、いかに、それが、本当の国難とかけ離れたものであるか、自民党の大幹部が自白したことになります。
選挙戦での、あるプラカードにあったとおり、ぼくに言わせれば国難は「安倍首相」その人ですが・・・。
いずれにしても結果として、安倍さんの森友・加計隠し、北朝鮮問題は奏功し、希望の党、維新、公明、それぞれ停滞気味でしたが、全体としては衆議院での改憲勢力が3分の2を大きく上回りました。
ぼくにとっては大変残念な結果ですが、
これは、国民の審判ですから厳粛に受け止める必要があります。
その国の国民の声=民力は、要するにその国の政治の力なんです。
3.本当の勝負
ただ、
ぼく自身は、憲法改正につては、まさしくこれからが本当の勝負だと思っています。
もちろん、
まだ9条についての改正案が出てきていないこともありますが、
最終的な判断者は、憲法96条の規定にあるとおり国民自身であり、その直接投票により決まるからです。
そうです、国民一人一人がどう考えるかです。
その意味で、ぼくは改めて
70年間、先進的・先駆的に世界の先頭を走ってきた日本、日本国憲法について、何としてもこれを守るべきだと思いますし、
スローガンとしては、
日本を普通(ただ)の国にするな!!
日本国憲法を
普通(ただ)の憲法にするな!!
と、声を大にして主張したいと思います。
その場合、考え方において注意して欲しいことがあります。
4.国際社会とのリンク
今日(28日)、たまたま、大阪弁護士会で、核兵器禁止条約について市民を含めての講演会があり、話を聞いてきました。
ぼくは初めてお会いしましたが、講師は埼玉弁護士会の大久保賢一弁護士でした。先生は、日弁連を代表して後記7月7日に国連にも参加され、憲法9条関係では筋金入りの論客のようです。
このブログでも前に書きましたが、今年の7月7日に国連で採択されたこの決議を、私たちは普遍的なものとして育てていく必要があると思います。
残念なのは、
今日の大久保先生も言っておられましたが、唯一の被爆国であるわが国が、この議決に参加していないことです。
アメリカの意思を「忖度(そんたく)」してのことです。
最大の核兵器所有国アメリカとしては言えないが、日本としては言わなければならない、同盟国であっても(同盟国であるからこそ)言えることは絶対にあるのです。
そんなことも言えず、工夫もできずに、
職業としての政治家になるな!とぼくは言いたいのです(マックスウェーバー)。
これは、平和学としてのスポーツ法入門の334pでも書かせたもらいました。
私たちは、国民一人一人の力で、日本政府の考えを正しいもの、つまり世界史のあるべき姿に正していく必要があります。
つまり、考え方をドメスティック(国内的=内向き)に考えるのではなく、
国際的に、未来志向で、理想・理念に向かい夢を持って進んで欲しいのです。
5.若者への期待
決して荒唐無稽な話ではありません。
70年間も頑張ったんです。
ぼくは、若い諸君に期待します。
それは、理想・理念・夢を持って行動すれば、その気にさえなれば、実は、そんなに難しいことではないんです。
平和な世界は、スポーツ界にとっても、
もちろん極めて大事なことです。
それでは、
今日の一曲
また君に恋している
坂本冬美&ビリーバンバン
さびの部分「また君に恋してる~」が、なんとも言えずいいですね。
<おまけのひとことふたこと>
10月26日(木)17時から行われた日本プロ野球のドラフト会議。
支配下登録82人、育成選手32人。
清宮幸太郎君、田嶋大樹君、中村奨成君、東克樹君等々、
必ずしも選手にとって一番入りたかった球団ではなかったようにも思いますが、
これって、憲法22条の職業選択の自由には違反しないんでしょうか?
と、学生に質問しました。
これは、スポーツと法律問題。
それと、
ほぼ同じ人数の「若者」が、不要としてプロ野球界から引退を通告されました(退団=自由契約)。
実力の世界とは言え、厳しい競争社会です。
今日も
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました
また、覗いてください。
詳しくは、
2020年までに、
平和を愛する人必読の
平和学としてのスポーツ法入門
(民事法研究会 2800円+税)
を読んでください。
2017(平成29)年10月28日
(NO,82)
スポーツ弁護士のぶさん こと
太陽法律事務所 弁護士辻口信良
住所 〒530-0047
大阪市北区西天満4-8-2
北ビル本館4階
TEL 06-6361-8888
FAX 06-6361-8889
e-mail
nob@taiyo-law.jp
→友人の辻井一基(つじいかずもと)君のブログで、
おもろいもんを見つけてね!
最近のコメント