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2017年9月15日 (金)

ナショナリズム              三つのナショナリズム

  おはようございます。

2024年、2028年の

夏のオリンピック・パラリンピック!

パリとロスに決定!

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

8.ナショナリズム

  (Nationalism)

ナショナリズムが難しくてやっかいな概念であることは前回説明しましたし、これとどう付き合っていくか、これまた難しいのですが、

ぼくは、スポーツの関係で、三つに分けて考えています。

ナショナリズム三態

(1)本来的ナショナリズム

 第一は、「本来的ナショナリズム」

というべきナショナリズムです。

原始的・原初的と言っても良いかもしれません。

あるいは、パトリオティズム(郷土愛)とも言います。

それは、自分の生まれた国・地域を愛おしむ心、

即ち、慣習・風習・食事・言語・人間関係などを大切にしたいとの自然な感性に基づくものです。

これは極めて大切なナショナリズムとして尊重すべきものであり、否定する理由は全くありません。

(2)戦争的ナショナリズム
 その第二は、戦争時に極大化する

「戦争的ナショナリズム」です。

これは、平和を理想とする、理性ある人間としては克服すべき(でも容易に克服できない)心情です。

後で冷静に考えれば反省すべき邪悪な心情といって良いでしょう。

この戦争的ナショナリズムは、市民や個人というより、国政を担う為政者(権力者)が、往々にして利用しようとするイデオロギーです。

過去の多くの例はもちろん、

現代の国際政治状況を見ても分かるとおり、それぞれの国の為政者が排外主義的見地から、常にこれを利用しています。

現在の北朝鮮や中国・韓国、そしてそのカウンター(対抗)としての日本の為政者(権力者)を考えれば、より理解できるでしょう

それは、内政における国民の不満をそらしたり、権力者の失政を隠蔽するため、これほど好都合なイデオロギーはないからです。

私たち市民は、権力者の戦争的ナショナリズムの挑発に乗らないよう、最大限注意する必要があります。

(3)競争的ナショナリズム
 そして、この二つのナショナリズムを架橋する第三の概念として、ぼくは

「競争的ナショナリズム」を考えるのです。

それは、一方で「本来的ナショナリズムを」を大切にしつつ、他方、排外的な「戦争的ナショナリズム」にまで至らない範疇です。

スポーツでのノーサイドの思想にたどり着くナショナリズムといって良いでしょう。
つまり、誰もが有する「権力欲・闘争本能」と「ナショナリズム」を、

ルール化によるスポーツで、競争的ナショナリズムの限度で満足させること、

これが人類文化の地平であるとの考えです。

ここにスポーツの良さ、文化としてのスポーツがあり、

「スポーツの平和創造機能」に連なる重要な意義だと思います。

身近で分かりやすい例でいうと、

「ニッポン チャチャチャ!」の大合唱は良いのですが、

「ジャパニーズ・オンリー」の横断幕はNG(ダメ)ということです。

この違いをよくかみしめて下さい。

 

今日の一曲  

インターナショナル

学生の頃、よく歌いましたね。

当時、簡単にたたきつぶされましたが、理念は普遍です。

ナショナリズムに対峙すると言えば、

やはりインターナショナリズムですね。

当時、まともに思われていたソビエト連邦の、初代国歌でもあったのです。

<おまけのひとことふたこと>

冒頭にも書きましたが、

夏のオリンピック・パラリンピック

2024年はパリ、

2028年はロサンゼルス、

にそれぞれ決まりました(ペルーのリマ 13日 日本時間14日)。

それぞれ、ロンドンと並び3回目の開催になります。

当初、ハンブルク(ドイツ)、ローマ(イタリア)、ブダペスト(ハンガリー)も立候補していましたが、膨大な開催経費を税金で負担することなどに、住民の間で批判が高まり、相次いで撤退。

五輪離れに危機感を持ったIOC(国際オリンピック委員会)が、本来開催7年前に次回開催都市だけ決める規定を無視し、満場一致で決定したとのことです。

 2001年、モスクワのIOC総会で、2008年に立候補していた大阪が、北京などに敗れ、悔しい思いをしたのを、懐かしく思い出しています。

戦争に使う費用に比べれば、全くたいしたお金ではないのですが・・・。

ぼくは、改めて

平和だから、オリンピック・パラリンピックができるのは間違いないのですが、

平和を創るためにオリンピック・パラリンピックをやるのだ、と強調したいと思います。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会 2800円+税)

を読んでください。

2017(平成29)年9月15日  

        (NO,65)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

住所 〒530-0047

大阪市北区西天満4-8-2 

北ビル本館4階

TEL 06-6361-8888

FAX 06-6361-8889

e-mail 

nob@taiyo-law.jp

太陽法律事務所ホームページ

おもろいもんみっつけた

 

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