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2017年9月 3日 (日)

戦争の発生原因    外的要因と内的要因

    9月になりました。

こんばんわ。

日中は、まだまだ残暑が厳しいですが、

朝夕は

かなりしのぎやすくなってきました。

夏バテが出てきそうですね。

大丈夫ですか!?

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

平和学としてのスポーツ法入門(民事法研究会)のタイトルは、スポーツと戦争の関係について連想したところからスタートしました。

それは、これまでよく言われたように、

平和でなければスポーツが楽しめない、できないというだけでなく、

より積極的に、スポーツに平和を創造する力があると思いついたのです。

そこで、前回までに述べた

スポーツの国際的意義

との関係で

戦争との関係を考えてみます。

5.戦争の発生原因
 前回述べた、

現代におけるスポーツの国際的意義を語る場合、

戦争について説明する必要があります。
 では、そもそも

なぜ戦争が起こるのでしょうか。

ぼくは、戦争発生には

大きく分けて二つの要因があると思います。

(1)外的要因と

(2)内的要因の2つです。

(1) 外的要因
 ①領土(資源)的要因

  …地下資源、海洋・漁業資源など。

 ②政治的要因

  …相手方の政治体制を否定し自国の政治体制を押しつけるなど。

 ③経済的要因

  …階級社会闘争、貧困、格差社会など。

 ④宗教的要因

  …十字軍、アラブ・イスラエル、パレスチナ、カシミール、チベット問題など。

 ⑤人種・民族・言語的要因

  …部族間闘争、ナチスドイツ、日本帝国、チベット問題など。

 ⑥その他

  …歴史的怨恨など

 過去、これら外的要因が大きな動輪となり、戦争が発生してきました。

しかし、ぼくは、

外的要因の他に、

人間一人一人の内心に存在する要因も加わって戦争が起こっていると考えます。

(2) 内的要因
 権力欲・闘争本能

 …人間を含む動植物としての本能。

 ぼくは、上記外的要因だけでなく、この権力欲・闘争本能が、

戦争開始、戦争遂行に際し、一方での重要な要素・位置を占めると考えます。

これは本能であり、

邪悪とかよこしまなものとして片付けることはできませんし、してはいけないと思います。

本能ですから、最終的な克服はできないのです。

 ここで「権力」とは、

「他を条件付ける力」のことです。

要するに、

他を圧倒したい、ねじ伏せ制圧したい、君臨したい、自分の子孫を残したい等々。

そして生き物として、これを払拭すること、

皆無にすることは、

残念ながら出来ません。

この権力欲・闘争本能は、

殺害、とりわけ大量殺害としての戦争において、

その最も赤裸々な姿を現すのです。

次回は、具体的な戦争の発生です。

今日の一曲  

9月になりましたが、今年最後の夏の歌にします。

夏祭り

Whiteberry

<おまけのひとことふたこと>

十字軍と言う言葉で思い出しましたが、

草刈り十字軍という運動がありました。

富山県内の造林地で、除草剤の空中散布に反対し、直接大きな鎌で下草刈りをしようとの運動で、1974年に始まりました。

ところが、昨年その歴史に幕を閉じたのですが、もう一度継承しようとの動きがあるようです(朝日新聞8月22日夕刊)。

 経済の成長や効率重視の社会に対する文明批評の実践で、生きること、便利さゆえに失ったものを見つけるなどが、自ずとテーマになります。

バタバタと時間に追いまくられているみなさんも、立ち止まって考えてみませんか。

ぼく自身の問題でもあるのですが・・・(笑)。

 

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会)を読んでください。

2017(平成29)年9月3日  

        (NO,60)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

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おもろいもんみっつけた

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