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2017年8月19日 (土)

夏の甲子園 ここでも「負けるが価値」

     こんばんわ!

お元気ですか!?

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

前回の

8月15日(53回)に、

これからいよいよスポーツと憲法に移りますと言いました。

でも、また少し寄り道します。

開き直るわけではありませんが、2020年までまだまだ時間がありますし、今日、ある事情で観戦してきた甲子園の感想を書いておきたいからです。

1.高校野球の背景

高校野球には、春の選抜大会と夏の選手権大会があります。

高野連(公益財団法人日本高等学校野球連盟)が主催ですが、春は毎日新聞、夏は朝日新聞がそれぞれ共同で主催します。

新聞購読拡張の道具というと、ちょっと言葉が悪いのですが、負けじと読売新聞がプロ野球に関与し始めたと言えば、なんとなく理解できるでしょう。

新聞社も私企業ですから、当然、経済・経営的努力は必要なのです。

2.夏の大会

今は夏で、朝日が中心に報道しています。

第99回の今年の全国高校野球選手権大会は、

全国3839チームが出場し、47都道府県から代表49チーム(北海道と東京都だけ各2チーム)が、甲子園に集まり、

今日は3回戦の残り4試合が行われ、

ベスト8が出そろいました。

逆に言うと、3831チームは消えたのです。

 夏の大会の特徴は、地方大会を含め、

試合をやるたびに、必ず半分が負け

負けたチームはそれで夏は終わり、

もっと言うと3年生は引退になります。

季節的に暑くて気持ちが高ぶることもあるでしょうが、

夏の大会の方が、

より燃え、ドラマ性を感じるのは、ぼくだけではないでしょう。

それは、春の選抜とは選ばれ方が違うことも間違いなくあります。

3.ベストエイト

 2017年8月19日の今日は、三回戦で、

盛岡大付属が済美に、花咲徳栄が前橋育英に、

広陵が聖光学院に、仙台育英が大阪桐蔭に、

それぞれ勝ち、ベストエイトに進みました。

それぞれにドラマがありましたが、

特に仙台育英と大阪桐蔭、9回2アウトまで、大阪桐蔭が1対0で勝っており、あと一人。

そこからセンター前ヒットで出塁し、

ギャンブルとも言える盗塁がセーフでランナーは2塁。

次ぎ、フォアボールで1・2塁となりました。

でも2アウト。

最後の打者が、ショートゴロでゲームセットのはずでした!?。

ところが、1塁審判が両手を横に流すポーズ。

一塁送球がそれて1塁手の足が離れたか、

ベースを踏まなかったか、1塁セーフで満塁。

直後、センターオーバーのヒットで、

2対1、

仙台育英が劇的な逆転サヨナラ!!

春の王者大阪桐蔭が負けた試合が印象に残りました。

観ている方が、あれよあれよと言う間だったのですから、

やっている選手は、もっと?、何?なぜ??

いったい何が???だったでしょう。

ほんの、紙一重での勝者と敗者、

すごいドラマ!

スポーツのすばらしさ、感動をもらいました。

ぼくら観客としては、両チームの選手に、

ホント、ありがとうしか言えません。

4.じぶん史上、最高の夏

 これが、この夏の大会のキャッチフレーズです。

本当の最高の夏は、上記4チームと、既にベスト8に入っている、

天理、三本松、明豊、東海大菅生の内、

最後に深紅の優勝旗を獲得する優勝校でしょう。

 しかし、

ぼくは、既にこのブログに書き、

これからも何度か戦争と対比して書くように、

スポーツの良さは、

戦って後、将来ずっと仲良くなれることにあります。

しかも、負けてなお価値がある、もっと言えばルールというスポーツ文化を共有しながら戦えることに意義があるのです。

 ぼくはそれを、負けるが価値と言う言葉で表現します。

そして、ぼくの本、

平和学としてのスポーツ法入門との関係で言えば、

人を殺すことを目的とする戦争では、

決してこのような連帯は生まれません。

必ず憎悪と悲しみ、そして空しさが残ります。

今日の最後の試合のあと、

たまたま大阪桐蔭の選手が

泣きながら帰ってくるのを間近で見ましたが、

悔しいその涙は、決して無駄な涙ではなく、

人生にとって最高の涙だとぼくは思います。

 今は理解できないでしょうが、人生長いスパンで考えたとき、もっといえば、君たちがお父さん、お祖父さんになったとき、

今日の涙の意味、人生での意義が理解できるでしょう。

 そうです、その意味で、

参加した誰もが

じぶん史上、最高の夏だと胸を張って良いと思います。

 

では、

今日の一曲  

球児の歌と言えば、

栄冠は君に輝く

加賀大介作詞

作曲古関裕而

<おまけのひとことふたこと>

 ドーピング問題

今朝の新聞に、

昨年の岩手国体で「国体初のドーピング違反」との記事がありました。

成年男子のケイリンで優勝した選手です。

国体との関係では、

2003年の静岡国体からドーピング検査が行われており、

ヨーロッパやアメリカなどに比べ、あまり汚染されていないと言われています。

 ただ、他のこともそうですが、欧米で起こったことが、

大体10~20年後に日本にやってくることが多いことに注目しましょう。

 そして、そもそも、

なぜドーピングはダメなのか、

を考えてみて下さい。

また、今回、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)が、4年の処分を4ヶ月に短縮したようです。

このJSAAのことなど、おいおいこのブログでも書いていきますが、

お急ぎの方は、図書館か立ち読みで、

もちろん買ってもらうのが一番ありがたいのですが、

平和学としてのスポーツ法入門(124p、137p)を読んで下さい。

 

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会)を読んでください。

2017(平成29)年8月19日  

        (NO,54)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

住所 〒530-0047

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TEL 06-6361-8888

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nob@taiyo-law.jp

太陽法律事務所ホームページ

おもろいもんみっつけた

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