« 基本的人権尊重 | トップページ | 永久平和主義 2  殺さない »

2017年8月 9日 (水)

永久平和主義 1 広島 そして長崎

    こんばんわ!

お盆間近!

お元気ですか!?

スポーツの平和創造機能を語り続ける

スポーツ弁護士のぶさん です。

2.日本国憲法の理念

三つの理念

(1)国民主権主義

(2)基本的人権尊重主義

(3)永久平和主義

そのうちの

(3)永久平和主義

① アジア・太平洋戦争の敗北

 平和主義を語る時、前提になった敗戦について考える必要があります。
 先にも述べた通り、日本はアジア・太平洋戦争に敗北しました。

そして、この戦争、ぼくの個人的意見としては、確かにアジアに対しては間違いなく侵略戦争でした。

 ただ、対アメリカの関係では、奇襲の問題は許されない違法でしたが、帝国主義列強の間での、遅れてやってきた後発帝国主義国家日本のもがきがありました。

 したがって、対アメリカの関係では、中国をはじめとするアジア諸国に対する侵略との視点とは異なる見方をすべきだと思っています。

② 広島・長崎への原爆

 一方でアメリカが、戦争末期、広島・長崎に原爆を投下したのは、対ソ連戦略の一環であったことは今では常識です。

 つまり、原爆を投下しなくても勝利できたのに、非情な国際社会のパワーポリティックスの中で、不幸な被爆者が生まれたのです。

原爆問題は、このような一言で片付けるべき簡単なことではないのですが、これが現実の国際政治です。

③ 三つの理念策定について


 それはともかく、戦争に日本は負けました。それは認めざるを得ません。

問題は、敗戦後の日本の進路でした。

 戦後新しい日本、新しい憲法を作る中で

「国民主権」と「基本的人権尊重」は、その採用について特に問題はありませんでした。

 つまり、三つの理念の内二つは、折り合いがつきました。

まず、天皇制に関しては、国民主権の観点から問題はありましたが、これも当時の対ソ戦略の観点から、民意の安定なども考慮し、象徴天皇制として残すこととし、整合性を図りました。

 基本的人権の尊重は、廃墟からの再生の基礎として、全く問題なく受け入れられました。

④ 永久平和主義

 問題は平和主義でした。

もちろん、歴史的には、それまでも各国は、自国を平和国家であると考え、自ら戦争しないと宣言していましたし、

たとえば国際法でもパリ不戦条約(1928年)などがあり、侵略戦争は禁止されていました。
 ただ、平和主義の観点から、侵略のため武力を行使しないことは宣言しても、

そもそも軍隊を持たないと宣言した国はありませんでした。

 それは、国際社会での平和は「正義の支配」ではなく

厳然として「力による支配」だからです。

力による支配それは、とりもなおさず武器による、軍隊による威嚇・制圧です。

 ところが日本国憲法は、軍隊を持たないと宣言したのです。

持たなければ使うことなどできません。日本国憲法は、この非武装で国家運営を行おうとしたのです。

 もちろんそれは占領軍アメリカの考えでした。

日本がもう二度とアメリカに奇襲などできないように、そのためには軍隊を持たなければ良いと。

 この軍隊を持たないとの発想は、日本の為政者の一部にもありました。

 というのは、戦争で他国の人民に多大な迷惑をかけただけでなく、自身の周りでも多くの戦死者傷病者を出し、

また、最後には広島・長崎の被爆という悲惨な状況を経て、

もう軍備を持たずに平和国家を目指そうという考えです。

 因みに、第二次世界大戦(アジア・太平洋戦争を含む)の軍人・民間人を合わせての死者数は5000~8000万人(世界の人口の2.5%以上)とされています。

 この考えは、憲法前文に表されています。特に「日本国民は、恒久の平和を念願し…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」の個所です。

少し長すぎたでしょうか。

でも、ここは(今回と次回)大切なので、長くなるのを承知で書かせてもらいました。

 

それでは、

今日の一曲  

藤山一郎 長崎の鐘

長崎の鐘は、

被爆後、廃墟となった浦上天主堂のレンガの中から掘り起こされた鐘のこと。

GHQの検閲で、当初出版の許可が下りなかった、

長崎医科大学助教授永井隆の同名の書籍をモチーフに、

作詞サトウハチロー 作曲古関裕而が作った(1949年)。

<おまけのひとことふたこと>

今日は、長崎の原爆忌!

長崎を最後の被爆地にしなければなりません。

 今日も

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました 

また、覗いてください。

詳しくは、

 2020年までに、

平和を愛する人必読の

平和学としてのスポーツ法入門

(民事法研究会)を読んでください。

2017(平成29)年8月9日  

        (NO,51)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

住所 〒530-0047

    大阪市北区西天満4-8-2 

       北ビル本館4階

TEL 06-6361-8888

FAX 06-6361-8889

e-mail

   nob@taiyo-law.jp

http://www.taiyo-law.jp/

« 基本的人権尊重 | トップページ | 永久平和主義 2  殺さない »

創る平和」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。