人類の歴史とスポーツの歴史2
おはようございます!
スポーツ弁護士のぶさん です。
元気ですか?
それでは、前回に続き
スポーツの歴史2について考えましょう。
スポーツの発生
1.これまでの説明
では、
スポーツは、いつ頃生まれたのでしょうか。
これまでスポーツの歴史といえば、
ギリシャ古代オリンピック辺りをスタートとして説き起こすのが普通でした。
しかし、
古代史の研究が進むに従い、
古代以前の未開社会(primitive society)、
より正確には無文字社会から、スポーツのことを説き起こすようになってきました。
2.四大文明以前のスポーツ
現在の研究では、
前回(5月14日)述べた、
文字が生まれた四大古代文明の以前に、既にスポーツの原型があったとされています。
即ち、
今から4000~5000年以上前、
四大古代文明以前のこの時期を、
英語圏では、Primitive Society(プリミティヴ・ソサイテイ)と呼ぶことがあります。
日本語では原始社会、未開社会と訳されます。
そして、
研究者によるとこの頃、既に、
現在行われているスポーツの原型が、殆どできたとされています。
繰り返しますが、
上記四大文明の前に、既にスポーツの原型が存在したというのです。
具体的には、
ボールゲーム・格闘技・走・跳・投競技などが行われ、場所的にも陸上は元より水上、空中、雪上・氷上に至るまで、広がりもあったことが、最近の研究でわかってきました。
ボールゲームとしては、動物の膀胱を膨らませたり、何らかの核を植物の蔓や動物の皮などで巻いたボールを使った遊技がありました。
また、
現在の相撲やレスリングのような格闘技系の遊びの存在も確認されており、これは人間の話ではありませんが、4月28日に書いた動物熊さんの水遊びの例で容易に分かるでしょう。
そして、
陸上や水上・水中・氷上だけでなく、現在もオセアニアのペンテコスト島に残る20メートル近くのバンジージャンプに見られるように、空中遊技もあったことが分かってきたのです。
3.楽しむ時間の存在
実証的研究によると実際には、
当時、食料を得るため必要な時間としては、
男女とも、一日せいぜい2~3時間であり、それで、約2300キロカロリーを摂取していたと考えられています。摂取カロリーは現代人とあまり変わらないというのです。
ちなみに、現在の日本人での必要量は、20代の男性2500キロカロリー、女性2000キロカロリーが標準の摂取カロリーとされています。
そして、
当時の食生活は、植物性7,動物性3という割合で、基本は菜食主義でした。
もちろん、
私たち日本人を含む現代先進諸国での団欒時のような、いわゆる和・洋・中といった豪華なごちそうが出ていたわけではありません。全く地味で質素だといって良いでしょう。
木の実や野草、時々貝や魚でしょうか。
また、
電気などはありませんから、日の出から日の入りまでが活動時間です。
でも、
2~3時間引いた残りの時間は、まるまる自由時間だと研究者は言います。
実際は、厳しい気象条件、野生動物などの外敵、疫病などもあったでしょうから、そうのんびり生活していたとも思えませんが、それでも、余暇があり、何らかのルールを作ってスポーツを楽しみ、じゃれ合っていた(スポーツをしていた)ことは十分推測されます。
4.講義を受ける学生への質問
当時、食料を得るために一日何時間ぐらい働いただろうかと質問すると、10時間以上という答えが結構返ってきます。中には15~20時間などと回答する学生もいます。
そして、
学者の上記2~3時間という研究の成果を話すると驚きます。
現代に生きる私たちはどうでしょうか?
さて、この位で、今日の一曲です。
若い人は知らない人が多いでしょう。
中島みゆきの、地上の星です。
いろいろな星や星座の名前も出てきます。
宇宙の歴史、地球の歴史、これらの悠久さに比べれば、私たちの人生なんて、ホントちっちゃいですね。
でも、できるだけ頑張りましょう!
<おまけのひとこと ふたこと>
1兆円
悠久さからいうと、宇宙の悠久さに比べれば、たかが知れているんですが、
平和学としてのスポーツ法入門の、
コラム、1兆円の話(223p)を、ぜひ読んで欲しいんです。
この質問に対する答えで、あなたがお金持ちになれるか(?)分かるのです。
あなたが毎日100万円ずつ使うことができる楽しい話です。
あわてない人は、2020年までのここでの学習でも必ず、何回か触れますから、しばらく、待っていてください。
今日は、沖縄が本土に復帰して45周年。嘉手納基爆音地訴訟の法廷にに20回くらい通ったことは別の機会に書きますが、沖縄県民が差別されていることは、間違いのない事実です。
京都では本日葵祭(あおいまつり)。京都の三大祭り(祇園・時代)の1つです。晴れで良かったですね。
今日も
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました
また、覗いてください。
2017(平成29)年5月15日
(NO,17)
スポーツ弁護士のぶさん こと
« 人類の歴史とスポーツの歴史1 | トップページ | 人類の歴史とスポーツの歴史3 »
「スポーツ」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント