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2017年5月27日 (土)

ボクシング

heart04 happy01 heart04 こんばんわ!

スポーツ弁護士のぶさん です。

元気ですか?

ホントは、

毎日でも書きたいのですが、時間の管理、調整がうまく行かず、なかなかブログの更新ができません。ごめんんなさい。

でも何とか一週間に一回はガンバります。

もっともっと、短くしたら良いのかな?

今日は、ボクシングの話です。

そうです

格闘技の中でも最も激しく厳しく過酷なスポーツです。

ボクシングといえば体重制

それは「スポーツにおける平等」と関係します。

そして体重制は、「そのスポーツの競技人口を増やす」、「メダル数とコマーシャリズム」などが関係します(平和学としてのスポーツ法入門)。

ボクシングの関係では

25年位前、東京でボクシングジムを開設するにあたり、ボクシング協会に厳しい開設条件を付けられた、元東洋チャンピオンから相談をうけました。それについて、過度な条件は、独占禁止法に違反すると、同僚の森谷昌久弁護士と一緒に公正取引委員会や東京地方裁判所に訴え、開設を勝ち取り、感謝されたことがあります。

そして、

その事件とも関連して、あるボクシング団体の顧問をさせていただくことになり、ボクシングには結構関心があるのです。

そうはいっても、ボクシング、

結局はルールに基づく殴り合い(どつき合い)で、ぼくなんかは、試合前の選手控え室での雰囲気も含め、恐くて仕方ないのですが、でも観てしまいますし、観ると興奮します。

これは実は、

スポーツの平和創造機能

と大いに関係し、

平和学としてのスポーツ法入門の核心的テーマなのです。

今日は、

審判の具体的判定にまつわる問題です。

先週の土曜日・日曜日、

5月20・21日の2日間で、日本で6つもの世界タイトルマッチがありました。最も関心が持たれていた村田諒太選手の試合を中心に書きます。

1.村田諒太選手の経歴

村田選手は1986年1月12日生まれで奈良県出身。2012年ロンドン・オリンピックのミドル級で金メダルを取って2013年プロに転向、以来12戦して全勝(内9KO)、5月20日、WBAでの初の世界戦に挑みました。

 このミドル級クラスは、

日本人選手としては重いクラスになり(72.5㎏まで)、これまで日本人では、1995年の竹原慎二選手が唯一のチャンピオンです。

2.村田諒太vs

  アッサン・エンダム(仏)

実際に会場で、あるいはテレビ(フジテレビ系)で観戦された方も多かったと思います。

結果は、判定2対1のスプリット・デシジョンでエンダムの勝ちとなりました。

3人のジャッジは、勝者エンダム、

115-112(アール審判 カナダ)

116-111(パディージャ審判 パナマ)

110-117(カイズ審判 アメリカ)

敗者村田となりました。

ぼくは、テレビで観ていたのですが、12回の試合終了後、村田が勝ったなと思いました。というのは、4回にはダウンを奪っていましたし、それ以後も、ロープ際やコーナーに追い詰めて、しっかりエンダムにパンチを浴びせていたように思ったからです。

 そして、アナウンサーはもちろん、テレビ解説の元チャンピオンもそう言っていました。

実際も、アメリカの審判は、上記のとおり7点差で村田を勝たせています。村田選手も結果判明後、憮然とした感じでした。

恐らく対戦した当事者の実感として、自分の方が有利、少なくとも自分が相手を追い込んでいたから、負けは無いと思っていたのでしょう。

3.判定の意味

 しかし、結果は村田の判定負け。

解説者によると、パンチの数で考えるか、有効打に焦点を当てて考えるかで評価が分かれたようです。

試合中、解説者も言っていましたし素人のぼくも感じましたが、確かに1・2回は、様子見の感じで、村田選手は殆どパンチを出しませんでした。

また、後半9~12回辺りもエンダムの、ジャブを中心にした手数が多かったのは事実で、これが最後に響いたのです。

今回、審判の結果が2対1で分かれました。

僅差ではなく、上記のとおり、逆の方向に大きな開きがあり、パンチについて、どう評価するかではっきりと分かれた結果です。これは、各回(ラウンド)の点数からも明らかです。

この試合では、審判に対し、各回ごとに、どちらかに有利に採点するように、指示がされていたようです。これを10ポイント・マスト・システムといいます。たとえば、4回のようにダウンがあればはっきりし、4回は3人の審判とも10-8でポイントは村田でした。問題は、激しい打ち合いがあるわけでもなく、甲・乙つけがたいような回の採点をどうするかです。マスト・システムでは、その場合でもどちらかを減点して9点にしなければなりません。

そこで、審判の前記採点姿勢が影響し、トータルの採点表を見ると、それは見事に反映されています。

 アナウンサーや解説者(日本人)は、手数は少なかったけれど、村田の重いパンチが当たっていたのは間違いなく、エンダムは実際にダウンもしましたし、逃げている感じもあり、村田が勝ったと思ったのは、間違いではありません。ぼくもそう思いました。

でも、結果は、勝者エンダム、敗者村田でした。

村田選手は試合後、多少憮然とした態度でしたが、「(自分は)沢山打たれてもダメージはそれほど無かった。相手(エンダム)は、足を使うのがうまかった。」と大変潔いコメントをしていました。

4.ホームタウン・デシジョン

 この言葉を聞かれたことがあると思います。

地元びいきというか、試合の開催地(開催国)に有利な判定や審判がなされたり、なされる傾向があることをいいます。特に採点競技では、地元選手への熱烈な応援や拍手、会場の雰囲気に呑まれたり影響されそうになるのは、審判も人間ですから、あり得ることです。

でも、フェア(公正)さは、スポーツの生命ですから、審判は、そのようはいわば雑音に惑わされないよう、その資格を取得する際、また日頃の研修、自身の努力・修練、最終的にはそのスポーツへの愛情で、アンフェアにならないように律するのです。

特に世界戦ではそれが大切で、それが審判としての矜持です。

 でも、お分かりのように、今回の審判は、これとは全く逆ですので、ここでわざわざホームタウン・デシジョンのことを書く必要はなかったかも知れません。ただ、スポーツ用語として知っていただきたかったのと、今回、逆バージョン的なケースなので、あえて書きました。

ところが、ここで大きな出来事が発生したのです。

5.WBA会長の審判批判

試合直後に、WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長が、自身のツイッターで、審判を厳しく批判したのです。

ごめんなさい。

長くなったので、今度にします。

次回、世界のボクシング団体、残りの5試合の世界戦と、その中でもぼくが応援している拳四朗選手の話、階級(クラス分け)、その関係での減量問題なども書きたいと思います。

さて、

今日の一曲 happy01heart04 note 

ボクシングなので、チャンピオン  アリス

もっとも、

この曲は、敗れてゆくチャンピオンの歌なので、今回はふさわしくないかも知れませんが、ぼくが好きな歌なので、聴いてください。

<おまけのひとこと>

heart04happy01heart04

さわやかな五月晴れの一日、湿度も少なく、とても気持ちの良い日でした。

ホントは室内での仕事やブログ書きではなく、外で、地球を満喫したかったですね。

残念!

happy01heart04 今日も

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました happy01heart04happy01

また、覗いてください。

2017(平成29)年5月27日  (NO,20)

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

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