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2017年4月23日 (日)

スポーツへの思い

こんにちは 

元気ですか?

スポーツ弁護士のぶさんです。

これまで、

スポーツと暴力というわずらわしい話(でも、とても大切!)に、

何回も付き合ってもらい、

ありがとうございました。

 今日は、

元に戻って、

スポーツの平和創造機能

についての、

ぼくの、

スポーツへの思いの中で、再スタートを切ります。

 そのためには、

以下の設立趣旨を読んでいただく必要があります。

 ぼくが、スポーツ問題を法的に考えようと思い、

大阪の弁護士仲間らと一緒に

「スポーツ問題研究会」を、

作ったときの設立趣旨を、そのまま掲載しますね。

 1991年と、大分時間が経っているのですが、

今でも考えの基本は同じなので、読んでみてください。

  なお、この趣旨は、

ぼくの「平和学としてのスポーツ法入門」(出版社 民事法研究会)

の冒頭(1p)にも掲げています。

自己満足かも知れませんが、

ぼくの、青春時代の記念碑です。

スポーツ問題研究会 設立趣旨

                    スポーツ119番


                               
1.スポーツの必要性

(1) 健康とスポーツ

 人間の財産は、

肉体とそれに宿る精神である。

より速く、より高く、より遠く、より巧く、

これまでできなかったことが、できるようになった時の喜びは、

何人も経験するところである。

肉体を鍛え精神を磨き、心身の健康を維持・増進する。

 スポーツは、人生の楽しみである。

(2) 余暇の利用とスポーツ

 スポーツは、

人間の活力の源泉である。

各個人が切磋琢磨し、競い合うことにより、

コミュニケーションを育てる社交の場である。

人間の寿命の伸長と、労働時間短縮による余暇の増大は、

人生の実質を増大させる。

余生は決して余った時間ではない。

健康に老いることの重要性は、これからますます強調される。

 スポーツは、人生の最良の栄養である。

(3) 世界平和とスポーツ

 ところで、

人間にとって

闘争本能は本質的属性であることは否定できない。

 そして、

人間の歴史は、

この闘争本能のもっとも赤裸々な現象形態である戦争によって、

幾多の生命・身体を犠牲にしてきたのである。

 もとより、

闘争本能だけから戦争が発生したわけではないが、

今後予想される最悪のシナリオは、

核戦争による人間の破滅であり、

このような事態は何としても避けねばならない。

 幸いスポーツは、

世界共通のルール化により、

人間の闘争本能を満足させる側面を有する。

 私たちは、

 

武器をスポーツ用具に持ち替えねばならない。

互いに競い合うことにより生み出される友情と連帯の絆は、

人生の大きな糧である。

 スポーツは、

国籍・民族・人種・言語・主義・思想・宗派等の相違を払拭し、

平和を象徴する。

 すなわち、

スポーツは人間社会の生存・平和の基礎である。

2.スポーツ界における現代的問題点

 このように、

スポーツを愛することは、

人間を、そして平和を愛することであり、

スポーツは、個人的にはもちろん、

社会的にもますます有用なものになりつつある。

 これを反映して

現代の日本におけるスポーツの振興には著しいものがある。

 アマチュアスポーツは、

レジャー時代を象徴して種々に展開され、

 プロスポーツも、

マスコミ媒体の定量を占有し、話題に尽きない。

 しかし、

スポーツについては、

教育・指導の過程から、競技実践の場、

 さらに、

安心してスポーツに親しむための社会制度の構築に至るまで、

さまざまな問題を抱えている。

個別的なルールの問題、

 

義務教育課程での体育授業、

 

高等教育機関での推薦制度、

 

身体的負傷に伴う紛争処理、

 

アマチュアとプロの垣根の問題、

といった個別的問題等、

いくつも大きな問題を残している。

 要するに、

現代の日本においては、

スポーツにまつわる病める領域、

これから検討を要する領域が、厳然として存するのである。

 さらに

これらのスポーツに関する問題を扱う国家機関が、

文部省の一部でよいのか、

スポーツ省を創設すべきではないのか、

と言う国家施策上の問題も存する。

 これらの問題点を踏まえて、

各方面から将来を展望し、

総合的・世界的視点から

スポーツを語り合うことが必要と考える。

3.私たちの当面の課題…スポーツ119番

(1)昨年秋、私たちは、

あるプロスポーツ選手の現実に直面し、

その法的問題を考える機会に巡り合った。

 熟練したスポーツマンが、

その技能を活かし、

プロ選手として活躍するのは自然な発想であり、

それは職業選択の自由でもある。

そして、

それを観る者にとって、

プロフェッショナル同士の最高技能の激突は、

ときには自分がプレーする以上の感激・興奮を伴う。

 しかし、

それら選手の話を聞き、

現在のプロスポーツ選手の置かれている地位が、

法的に不安定であり、

人権擁護の観点から問題ではないかと思ったのである。

 そこで、私たちは、

このような実態をより正確に把握し、

まずプロスポーツ選手の不安定な法的地位を改善し、

彼らが安心して競技に打ち込める条件の整備に努める

必要性を痛感した。

 同時に、

その研究の過程で判明してくる

社会的問題についても焦点をあて、

憧れの職業と呼ぶに相応しい

実質にする必要があると考える。

 また、

同様な事態はアマチュアスポーツ界にも存在している。

(2)こうして私たちは

「スポーツ119番」

と言う考えを提唱すべきだと思うに至った。

 それは、

華やかなスポーツ界の、

ともすれば見落とされがちな、

影の部分に光を当てることを意味する。

 スタープレーヤーの影で

理不尽に泣く選手はいないのか、

 あるいは、

スタープレーヤーと言われたその人が、

スポーツマンであったことを後悔する日々を送っていないか

と言うことである。

国威発揚のためのスポーツの利用、

 

企業による使い捨て、

 

怪我・疾病への無保障、

 

身体酷使による選手生命の断絶等々である。

 そして、

このような形で流される涙が、

一所懸命に闘って敗れた時のスポーツマンの熱い涙と

異質であることは言うまでもない。

 これらは、

人が生まれながらに有する権利、

基本的人権に深く関わる事柄である。

生命の喜びであり、讃歌たるべきスポーツが、

人権を軽視する結果に導かれて良いはずがない。

(3)そこで、私たちは、

スポーツにまつわる人権侵害の諸問題について、

スポーツを愛する

多くの人たちからの問題提起をうけるとともに、

当面スポーツ選手の法的地位の実態を把握する、

そのための研究を行うものとする。

 私たちは、

全人類にとってのスポーツの価値が、

いっそう高まることを念願するものである。

 スポーツを愛する方々の

ご指導とご理解・ご協力・ご支援を

切にお願いする次第である。

1991年 スポーツの秋


                  スポーツ問題研究会

以上のことを掲げて出発したのが、

1991年、今から25年前でした。

 そこから、

・プロ野球古田敦也選手契約代理人問題、

 

 

 

・メジャーリーガー野茂英雄選手・イチロー選手のこと

 

 

 

・サッカー宮本恒靖選手のサポート、

 

 

 

・権利侵害や、平等を巡る、多くの訴訟問題や交渉事件、

 

 

 

・全柔連女子トップ15人の、体罰暴力問題告発事件、

 

 

 

・スポーツ仲裁事件、

 

・パラリンピック陸上選考委員として

 

・ドーピング冤罪事件

 

 

 

・平等を巡る多くの依頼と訴訟・交渉事件、

 

 

 

・アントニオ猪木さんとの北朝鮮行き、

 

 

 

・スポーツ関係事故の処理、

 

 

 

・1964(昭和39)年東京オリンピック、

 

 

 

・円谷幸吉選手の死、

 

 

 

・大阪オリンピック招致問題、

 

 

 

・2020年東京オリンピック・パラリンピック、

 

 

などなど、

いろいろなことについて

行動したり、考えたりしてきました。

 もちろん、

失敗もたくさんあります。

それらを、これから1つ1つとりあげ、

2020年までには、

このブログで、

なぜぼくが

 

スポーツの平和創造機能を言い続けているのか

について、理解してもらおうと思っています。

 それまでに、ぼくの

「平和学としてのスポーツ法入門」

を買い、読んでいただいた上で、

批判も含め、いろいろな議論に参加し、

意見をもらえれば,、

もっとうれしいと考えています。

 ただ、

結構高い本(2800円+税)なので、

本屋で立ち読みしてもらったり、

図書館から借りていただくだけで良いと思います。

平和が嫌いな人は誰もいません。

みんな、平和が大好きなのです。

兵器で金を儲けている死の商人以外は・・・。

 大切なのは、

スポーツを、そしてスポーツを通じて

平和創造機能に目覚めてもらい

世界中に広めてもらうことです。

弁解ばかりで済みませんが、

かなり時間に追われているので、

このブログの更新は週一回くらいです。

時々ブログを覗いてください。

 もし、

もっと回数が増えたら、

よう頑張ってるなと誉めてください。

ごめんなさい。

よろしくお願いします。

それでは、一曲、

今回は、スポーツもの、

シドニーオリンピック、

ゆず

栄光の架け橋です。

シドニーオリンピックについては、

別の機会に書きます。

長い文章を

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2017(平成29)年4月23日

スポーツ弁護士のぶさん こと

太陽法律事務所 弁護士辻口信良

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